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2008-06-30

結果と内容のEURO2008決勝戦

結果VS内容、そして最後には結果が勝る。
EURO2008の優勝はドイツと見ていた。
美しさはリアリティに屈する、そして今回もまた結局はそうなのだ、と。
私は希望にはいつも悲観的だ。

立ち上がりは固かった。
試合を通し徐々にほぐれていったが、全体を通してもスペインは
時折しか美しいパスサッカーを披露することはできなかった。それでも
少なくとも三度は感嘆のため息。ちなみにドイツのプレーではそれは皆無、
せいぜいバラックの怪我に驚いたぐらいだ。

ボールまわしだけに目を奪われていたのではない。
フリーランニングや一対一の競り合いなど、スペインはファンタジーだけでは
ない勝負も絶え間なく続けていた。
ドイツは良くも悪くも一発で結果を導き出すチーム。スペインがただ内容だけで
満足するチームだったならば、ドイツの逆転も十分にあっただろう。
F・トーレスが言う「正義の勝利」は美しさとともにハードワークがあったからこそ
成し遂げられたものだ。

これでにわかに「スペイン、W杯でも注目」「美しいパスサッカーでも結果が出せる」
といった話が出てきた。けれども私はこれには極めて懐疑的。過去をさかのぼっても
EUROでの結果がそのまま順調に続いて行くことはほとんどない。そしてまた、
決勝で優勝の可能性を分け合ったのはドイツであり、”くじ引きのような”PK戦まで
もつれこんだのはイタリアだったのだから。もちろんこの悲観論も、今宵の優勝予想
のごとく覆されることを心の底では願っている。
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theme : 欧州サッカー全般
genre : スポーツ

tag : EURO2008決勝スペイン-ドイツ

2008-06-27

不覚にも・・・感動!?

EUROのスペイン-ロシアの準決勝、得点が入るたびに目頭が熱くなってきた。
別にどっちかのチームに思い入れがある訳ではないから、もしかして感動なのか?
イタリア-スペインの準々決勝では(やっぱディフェンスも面白いかも)と思う。
イタリアの試合を見ているとそんないつもそんな気分にさせられる。

そんなEURO2008も終わりに近づき、決勝はスペイン-ドイツ。
スペインの美しいサッカーを見た後では期待が高まるが、また勝者はドイツなん
だろうな・・・。
2010年のワールドカップは開催地などの事情によりそれほど良い内容のサッカー
は見ることができないと思っているので、ここしばらくは代表レベルでは最も
興味深い大会であったはずの今大会。もっと見れば良かったなあ。
ハードディスクには保存してあるけど、またそのまま消えるんだろうな。

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と終了間際に俄然興味が倍増してきたEUROをよそに、日本ではオリンピックのOA召集
うんぬんといった話で揉めてるよう。個人的にはOAは使わなくてもいいんじゃないかなあ、
と思っているのだが。神戸のサポーターだったら断固拒否。ガンバもACLがあるから
あんま引っこ抜かないで欲しいんだよなあ・・・OA使おうが使うまいがグループリーグ突破
の確率が大きく上がるとは思えぬ、オリンピックの盛り上げのために変な召集かけんの
止めて欲しいな。

さらにはA代表はアジア最終予選の組分けが決定の模様。
比較的「楽な方に入った」という意見が多いよう。まあその通りと思う。
オーストラリアが1位という意見が大半だが、”アジアでの戦いに十分慣れていれば”
とのただし書きがつく。バーレーンはマチャラが最後に手の内を隠した成果が出るか。
ウズベキスタンはよくわからんので不気味。カタールは、エメルソンがやはり出れなく
なった模様。札幌時代に岡田を救ってくれたエメルソンが、今度は日本のDF陣を
縦横無尽に切り裂いてくれたら痛快・・・と思っていたがこちらは実現しないか。
まあカタールの節操のない帰化による強化サッカーが成果を出すのも問題ではあるが。
日本の強化策はとりあえずジュニーニョの帰化待ちぐらいか。何年たってもその場しの
ぎは、いかにも”日本らしいサッカー(代表)”だな。

theme : サッカー
genre : スポーツ

2008-06-22

猫だましにあったのは?

これだけ長期間やっていて、攻撃で出てきたのは中澤、闘莉王のDF=FW
のツインタワーのみ。サイド攻撃が軸になるかと思っていたが、精度は
もとよりその意識づけさえ十分ではなさそう。
もはやオーバーラップというレベルではないほど依存されているツインタワー
のカバーも、まだ表面化していないが実は守備の大きな問題だ。

修正、これからと言うが海外組はシーズンが始まり、日本だって昔と違い
各チーム、サポーターが代表召集に好意的な訳ではない。
この1か月をただ目の前の試合に勝つ事だけに注力してきたなら、貯金が
まったく無い状態で最終予選の難敵とぶつかることになる。

スタメンにはしっかりと中村俊輔の名前がある。TV解説によると怪我は治った
そうだ。こんな短期間で重傷だったり治ったり、代表選手はゲームのキャラか? 
本田圭佑と佐藤寿人も登場。松井、長谷部はイエローで外しているそうな。
本気で雪辱戦なのか、テスト兼消化試合なのか、それとも集客を意識した
のか、もう何もわからない。

岡田は終了後「前半の内容は良かったが、ゴールが入らなかっただけ」とデフォルト
のコメント。次からテレビ局は、インタビューは録音を使うといい。
本田と佐藤はプレーがいいから使ったそうな。全然機能していなかったように
思えたが、気のせいか。山瀬が入った方が機能するのはいつも目に見えて
いるのに、この選択はやはり話題づくりなのか?

後半に何度か流れるような攻撃がある。これには身震い。
本当は”できるコたち”なのに、単発でしかやらない。
チャレンジするのはキツイしミスも怖いのはわかる。でもやらなければ結果は
手に入らないしレベルも上がらない。
戦術うんぬんの前にそれをやらせる、気持に火を点けるのがいい監督と考えている。

消化試合と割り切ってきているバーレーン相手に、終盤には闘莉王を
上げて放り込み。ライン際ではメガネジャージが必死の形相。
「こんなもん見るためにドイツの後も日本代表を応援してた訳じゃない」
とこっちが苛立つ。

終了間際、内田が頭で放り込んだロビングが大きく跳ねゴール。
PKを止めてノリノリだったバーレーンのGKも、巻の”猫だまし”にあって万事休す。
見てくれは良くないが、草サッカーや地方大会などではたまに見られる人間臭い
ゴール。結果さえ出せばいいのなら何も言うことはないが・・・。

前回ドイツ大会予選でも苦戦するはずもないところで終了間際まで点が取れず、
久保や大黒のゴールで危機を脱し、(ワールドカップ予選は厳しい)(勝てばOK)
という意識をファンに刷り込んだ。

アジアが世界で最も弱い大陸ということは明白。
アウェーなど環境による苦戦はあっても、サッカーの質や結果で劣っていては
世界うんぬんと口にすることさえおこがましい。
一時期の日本は、アジアの中で次元が違うような近代サッカーを披露し始めた時期
があったが、協会のミスリードなどによりすっかりどんぐりの背比べの中に
戻ってしまった。

今宵の勝利でバーレーンに雪辱、グループ1位という一般受けする結果を手に入れた。
これでまた馬鹿騒ぎの最終予選、ドンキホーテ物語さながらに世界世界と合唱が
始まるだろう(応援団長香取って、何すか?)。
猫だましにあったのは一体誰なのか。

theme : サッカー日本代表
genre : スポーツ

tag : 2010W杯予選日本-バーレーン(ホーム)

2008-06-18

スピード社水着とEUROPASS

先週末はEURO2008”死のグループ”を観戦できる絶好の機会だったのに、目覚めれば
午前4時過ぎでお目当てのオランダ-フランスは前半終了間際。
しかもオランダがリードして(ああ、フランスまでもが・・・)と思いながらまだ夢うつつ。
けれども試合が進むにつれ、目は覚めていきオランダの4点目には大興奮。
あれが”ゴールへのイメージ”だ。
(告白すればあの瞬間に今の日本代表にアツくなることはないな、という思いに至った)

ロシアーギリシャは”名将対決”に煽られ観戦。
もっとも試合自体は過去ヒディングが韓国、オーストラリアで見せた交代の冴えは
見ることなく勝利、またレーハーゲルもこのチームではやや無理があるような攻撃
サッカーをしようとしたためこの部分はあまり印象に残らず。
私はもともと”サッカーでそれほど監督の関与する割合は小さい”と思っているが、
皮肉にもこの対決で現代サッカーでもそこは変わらない、と確認できた次第。

ところで試合中に決定機をいくつかふかす場面があった。
解説で「今回の公式球のEUROPASSは、結構こんなふうになる・・・うんぬん」
といった話が出ていた。
以前釜本が「今のボールは軽くてな、こんなんやったらどこまでも飛ばせるわ」
と確かテレビで言っていたが、ボールの進歩(変化?)には目を見張る。
私も以前ワールドカップの公式球かなんかを蹴ったら普段の安いのとは全然
感触が違った。ボールの軌道や距離もだが・・・何と言うかインパクトの瞬間
がきもちいい。かと思うと別の大会の公式球はあまり馴染まなかったりして、
いろいろあるなあと。

水泳ではスピード社の水着が話題になっているが、サッカーボールもまたしかり。
チームはもちろん個人ごとにこの感覚は違うわけだから選手によっては恩恵
を受けたり被害を受けたりいろいろあるのだろうなあ・・・。
こんな記事もあった。やっぱりGKは特にナーバスになるか)

大会のスポンサーとかマーケティングによって公式球がコロコロ変わって、それによって
パフォーマンスに影響が出るんだったらあんまり好ましいことでないような気がするなあ。

theme : 欧州サッカー全般
genre : スポーツ

2008-06-17

見たか芸人、見たか小倉!

EURO2008見たさに開幕直前になってWOWOWの契約を5年ぶりに復活!
けれども実際は見れる時間は少ないわけで・・・予選リーグほぼ終わりと
いうこの時期に、やっとこさこのブログでもEUROに触れます。

====================================

テレビをつけるとグループBのドイツ-クロアチアの終盤。
何となく優勝候補か、と思っていたドイツが敗北。この波乱で(ようし、見るぞ)
と意気込むと、始まったのがオーストリア-ポーランド。素直に(地味だなあ・・・)
と気持ちが萎える。

けれどもよくよく考えると開催国。
スイスと揃って敗退では盛り上がりにも水を差す事にもなるだろうと、オーストリア
に肩入れして観戦。
しかし先制はポーランド。もうダメか、と思っていたところで懐かしい名が出る。
”ヴァスティッチが準備してますよ”
名古屋グランパスにもいた選手。いつものグランパスのグダグダのチーム体制で
(名古屋サポーターの方、すいません)短期間でチームを去ったが、悪い選手では
なかった気がする。

しかし開幕直線、TBSの『スーパーサッカー』で小倉と加藤浩次とかいう芸人が、
「何と今回のEUROに出場する最年長選手はJリーグにいたんですよ。このヴァスティッチです」
とかの紹介の後、この二人はただ笑って次の話題へ移った。
それは主観だけで見ると、嘲笑に思えた!

小倉と加藤浩次は一体どうしてあんな態度だったんだ?
日本にちょっといたダメ外人とでも思ったのか。
ベッキーがそういう態度だったら仕方ない。けれどもレギュラーでサッカー番組をやっていて、
実際プレーをしていて芸能界でもサッカー通とかいう輩が何だそりゃ!

ヴァスティッチは地元の大声援の中登場。
終了間際にPKを得て、キッカーとなる。
キーパーとキッカーの一対一のPK。技術もだが、それ以上に度胸が必要。
ヴァスティッチはズドン、と強烈なシュートを蹴り込んだ。
この大舞台、しかも大きなプレッシャーを背負ってあんなに思いきり良く蹴り込むとは。
胸のすくような一発だった。

別にオーストリア国民ではないからこの引き分けには狂喜できなかったが、
PKが決まり、その瞬間のスタンドの熱狂を聞いた時には心の中であの芸人ども
に叫んでいた。
”見たか加藤、見たか小倉! これがヴァスティッチだ”

本当は元ジェフのマリオ・ハースがオーストリアにいたらめちゃめちゃ応援できたし、
もっといろんな事も言えるのだけどいかんせんグランパスでは観戦試合が少なすぎて
多くは語れぬ・・・ヴァスティッチに興味がある方は、ここら辺りで興味を沸かすといいです。
中坊コラム
バルカン堀合BLOG
vt+
美談ばかりじゃないやつも。
蹴りたいグランパス

ついでにハースも調べてたらここ(vt+)にあった。
ハースインタビュー
EUROも狙ってたんやなあ・・・あのプレーをまた、見たかったな。

theme : 欧州サッカー全般
genre : スポーツ

2008-06-16

しばしのお別れ

アウェーのタイ戦、欠場と報じられた俊輔の姿を確認し、裏番組の『古畑中学生』が
どうしても気になりチャンネルを変える。念のためセットしていた録画予約が始まって
しまっていて、止めて日テレからフジに変更しようとするが方法がわからず『古畑中学生』
は断念。シリーズ化の話もあるので、その時に再放送することを期待しよう。

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以前書いたようにアウェーで内容うんぬんの詮議はしないようしているし、(エース
が怪我をおして出場)という番組づくり等メディア批判をするのもいささか疲れた。

セットプレーでの得点で勝負あり。
それを見ながら私は思った。
このサッカーで何が悪いんだろうか、と。

守備を固めて点はセットプレーで取る。
高い選手が常にいるかは微妙だけれども、プレースキックのうまい選手はきっと
絶え間なく日本では生まれてくる。流れの中だろうがセットプレーだろうが1点は1点。
岡田はセットプレーにはそれなりにパターンがあるようだ。

未来につながらないサッカーかもしれないが、守備的に戦ってセットプレーで得点、
引き分けでPKだってあり得るかもしれない。”数多のスポーツの中のひとつであるサッカー”
という世間ではやれ内容が、世界がなどこまごま批評するよりも、結果のみの情報の方が
よほど盛り上がれるかもしれない。

後は個人の好み。こうした”結果を出せばいい””未来や希望が見えない””魅力がない”
チームを好きかどうか。
考えてみれば日本人だからって日本代表を好む必要はない。げんに私は東京に住んで
いながらFC東京も東京ヴエルデイも応援していないし、京都に居た頃はサンガも応援は
していなかった。

だから好みとは違う、魅力を感じない日本代表へはしばしのお別れ。
日本代表に熱狂せずとも、Jリーグも再開されるしJ2は続いている。
この国はテレビを通じて世界のサッカーがあふれているから、不自由することはない。
今のままであればワールドカップ本大会に出場しているアジアの一代表国として見るんだろ
うし、もしダイナミックで魅力にあふれるチームになっていればその試合に再び狂喜することも
あるだろう。代表への熱狂よ、しばらく、さようなら。

ちなみに今回のタイトル”しばしのお別れ”は古畑古畑任三郎 第2シーズンの最終回スペシャル
のものを拝借しました。古畑は再び戻ってきましたが、さて・・・。

theme : サッカー日本代表
genre : スポーツ

tag : 2010W杯予選日本-タイ(アウェー)

2008-06-09

最終予選ではサッカーと呼ばれるものが展開される事を望む

「気温四十度以上の猛暑」「デコボコのグラウンド」「下痢」etc。
メディアに不信感を持っているので全部を鵜呑みにできないが、日本とは大違いの過酷な
環境の中サッカーをしなければならないことは十分わかる。
それを涼しい部屋の中で飲み物片手にテレビ観戦している自分が、(もっと魅力的な
サッカーをしろ)とか(これじゃ世界に勝てない)なんて評価するなんて全く傲慢だ。

なので(アウェーは結果がすべて。勝てば万々歳、引き分けでも悪くはない)という感じで
ワールドカップやオリンピックの予選は見る事にしていた。もちろん大きな実力差がある
場合は勝ちの方を望むのだが。
けれども今の日本代表に対しては(こんなサッカーをするんだったら予選で敗退しろ!)
とやってるんで、今回のアウェー戦はなかなかテーマが見つけずらい。

いつもの見方でいけば日本はアウェーでオマーンと引き分けた訳だから”悪くはない”
となる。今回のオマーン程度の相手には勝って欲しいとも思うが、岡田は”オレ流宣言”
以降が自分の責任という事なので、わずかな練習、試合しかこなしていないのだから
まあしょうがないか、となる。

自国だろうが、主力が戻ってこようが、監督が変わろうがオマーンは相変わらずへぼい。
日本に来た時ほどではないが、ボールは足についてないし組織だった動きもできない。
良かったように見えたとしたら、日本が流れをつくれていなかったからだ。
オマーンが先制するも、このまま逃げ切れるとはとても思えない。
案の定後半に入ると日本の怒涛の攻撃に耐えきれずPKを与え同点にされる。
その後お約束のようにPKを貰ったが、今度は入る気がしない。
何を血迷ったかゆるく転がしたボールは、楢崎に止められた。

岡田に関してだが、とにかく今回は内容は度外視のアウェーなので評価はできない。
スタメンはホームとあまり変わらなかったが、長谷部、遠藤というボランチをまた
使ってきたのを見て(オマーンというチームそのものにはまったく脅威を感じていないんだ)
と思ったぐらい。スカウティング、また実際に日本で対戦してみて”敵地でも恐るるに足らず”
という確信を持ったのだろう。
後半開始前、大木コーチに何事が言われながら顔面蒼白で出てきた時には(この人
大丈夫かいな)と思ったが、立ち上がりで攻勢をかけていった様子を見ていると
ハーフタイムでの指示も的確だったのではないだろうか? 
同点にすると勝ち越す意欲を感じられなくなったが、これは監督だけではなく選手の問題
でもある。
交代の遅さが指摘されているようだが、今野はオマーンの活きのいい交代選手を念のため
ケアするよう、矢野は次に大久保が出場停止となるために試合に慣れさすために出した、
と思ったので特に気にならなかった。同点にしてあわよくば逆転、と思った時間帯もあった
かもしれないが、後半の途中ぐらいからは岡田も引き分けで良しといった感じになってい
たんだろうと思っている。

とまあこの試合に関しては内容をあれこれ言えないのだが、日本の予選敗退を望む姿勢
は変わらない。しかしかと言ってこのオマーンが3次予選を突破するというのはやはり
”いけない”だろうと途中から考え始めた。
日本のサッカーに魅力も未来も無いのはさんざん書いてきているが、オマーンになると
とてもサッカーと呼べるようなものをしていない。

本気が演技か知らないが、後半に入ると倒れこむ選手が続出。
こんな体力の選手が国を代表して戦っているのならば呆れるし、ピッチで小芝居を打っている
のならば時代錯誤も甚だしい。
オマーンの守りはただゴール前に人数を置いて固めてはね返すだけ。
たまに勢いにのってカウンターを見せるも、日本の屈強なCB二人だけに抑えられてしまい、
運良く抜けてもシュートが枠にいかない。  
この日オマーンが追加点を奪うとしたら、”事故”のような形でしかなかったはずだ。

もっとも世界の端っことはいえサッカーをしている日本も、この日はそれにお付き合いするように
中央へ一発放り込むばかりの攻撃だからはね返され続け、サイドからの攻撃も単調で精度を
欠くものだからチャンスが広がらない(この辺はいつもか)。
挙げ句の果てにはあからさまな報復で退場者も出したが、オマーンも一緒になって熱くなる
ものだからどっちもどっち。
まるで高校サッカーの地方予選を見てるよう、あるいはどこかの山奥で外国人を集めて
相手をさせているのではないだろうかと錯覚した程。とても国を代表するチーム同士が
ワールドカップの予選を戦っているとは思えなかった。

例えば同じ選手に何度もフリーで抜けられたら瞬時の判断でケアし、サイドをえぐる攻撃に
切り替わったらそこを抑え逆に手薄になったところへ鋭いカウンターを仕掛ける、引いた位置
で守られたら際どいミドルを蹴って相手を引き出す試みをする・・・世界最弱の大陸アジアでも、
最終予選ではチェスのような駆け引きをある程度の技術を伴い見せて欲しい。選手と監督が
知力と体力、ハートをぶつけ合っての勝負を見せて欲しい。
1/2の確率で勝ちぬけるこのグループは日本とバーレーンが上がるのはしょうがないとして、
最終予選ではアジアの強豪国同士がせめてサッカーと呼ばれるものを展開し、願わくば
その内容に見合うチームが本大会に進むことを望む。

この直後に放送が始まったEURO2008の開幕戦。ワクワクする好ゲームとは言い難かった
が、そこで展開されるものと先ほどまでのアジアの戦いが同じスポーツにはとても
見えなかった。
ワールドカップの出場枠ヨーロッパ13、アジア4.5。
平等か、商業あるいは政治か。
(放送がほぼ続くような形だったためその落差の感じ方も大きく。
TBSが5時間スペシャルとするため日本戦の試合時間をずらしたのなら、なんと皮肉なことか)

theme : サッカー日本代表
genre : スポーツ

tag : 2010W杯予選日本-オマーン(アウェー)

2008-06-05

もうオシムは日本から完全に離れて欲しい

オシムが日本サッカー協会のアドバイザーに就任した。
前々からそんな話は聞こえてきていたが、(本当にそうなったか)の思い。

ここで話は横道にそれるが、日本には”怨霊信仰”というものがある。
怨みを持って死んだり非業の死を遂げた人間の怨霊を、逆に天災や疫病を鎮める
神として祭り上げるというもので菅原道真、崇徳上皇、平将門などが有名だ。
もちろん恨み骨髄に徹しながら死んでいった者たちがそれですべてを白紙にし、満足して神と
なっているはずがなく、これは時の権力者である朝廷が自分たちに手向かいかつ民衆には
人気がある厄介な存在を”生かしながら葬る”ために作り上げた権力維持のシステムだ。

オシムのアドバイザー就任の話が出た時、(まさにこれだな)と感じた。
病に倒れながら依然ファンに支持されるオシム。
しかし協会としては自分たちのコントロールが効かないものだから、目障り。
加えてオシム本人が日本サッカーと関わることに興味を持っているため、厄介この上ない。
そこで出されたのが”日本サッカー協会アドバイザー”という何をするのか、どんな権限が
あるのか曖昧な名前だけの立場を与えるということだ。

この夕刊フジのブログには岡田やサッカー協会がどれだけオシムを疎ましく思っているかが
書かれているが、こんなことは当たり前。人気のある前任者の言動とそれにより湧き上がる
世論はまったく不愉快だろうし、耳障りの良くない発言は多くの場合邪魔でしかないだろう。
(余計なことだが昔ここの記者が『我々夕刊フジは二流紙だから軽んじられ~』とか言って
いたが、新聞の格以前になぜ軽んじられるのかはこの記事の内容を見れば一目瞭然だろう)。

またこの夕刊フジのブログでも触れられ、松木安太郎などが言うよう「オシムは代表監督として
はどうか? 十代の指導は適役だが」という意見だが、(オシムってどっかの高校サッカーの
指導で名をあげたのか?)(はてヨーロッパでの実績はユース年代だったか?)と問いたく
なってくる。
「あんな指導は十代の選手のもの」と言うのであればそれさえ満足ではないと外国人監督
の目に映っている日本サッカーをなんとかしろ、となる。ついでに書くとオシム時代の日本代表
選手は「あのやり方は古い」と口にしていたとも聞くが、じゃあ一体誰だったら新しくて満足
なんだ! と言いたくもなってくる。

私はオシムはこんなメディアや関係者の多い日本からもう完全に離れて欲しいと思っている。
そして体調が許せば、ヨーロッパのどこかのクラブか国で監督を続けて欲しい。
(ああ、オシムってこんなところで指揮をしてるんだ)と偶然気がつくような小さい小さい
チームでも構わない。アドバイザーなんてお飾りでなく、いつまでも”現場”でサッカー
と関わっていて欲しいと思うからだ。


theme : サッカー
genre : スポーツ

2008-06-03

ガックリの周辺雑記

昨日は試合と代表についての落胆を書いたが、本日はそれを取り巻くメディアを中心とした内容で。

まずテレビ放送が始まると中田英寿が番宣モードで登場。
テレビ局から「こんな感じでお願いします(低姿勢)」で頼まれたような内容をとりあえずコメントして
お役御免。「応援を促すような内容を入れればいいんですね」「ハーフタイムとかにはしゃべらないですから」
と自分のペースでやらせてもらいますよ、と受け答えする姿が目に浮かぶ。
あとは進歩のない日本代表を冷ややかに観戦する姿が数回映し出され、この後の特番と6/7の試合
の無言のPRをおこなう。

と前振りの戯言は置いておいて、メディアに対しては斜に構えるような姿勢でいた私だが、しっかり
操作されていた。
”情報の少ないチーム””日本は過去の試合で1-0の僅差の勝利””ウルグアイ人監督”etc、
つまりはほとんど実像を伝えられていなかったオマーン代表だが、試合が始まってみると
実にへぼいチーム。
ただチーム力はいいとして、多数の出場停止選手や主力の欠場がいることは事前にわかっていた
はずだから伝えるべきだ。また件のウルグアイ人監督も就任してまだ4か月半ほどでしかないという
こともしかりだ。
私があまり情報を見つけらていなかったのか、とも思ったが、「A FAIR JUDGEMENT」の記事
につけられたコメントなどを見るとやはり情報は伝えられていなかったのだろうと思う。

こんなふうにオマーン代表に対しては昭和初期のプロレスまがいに”未知の強豪”に仕立て
られたのに、日本代表の方は”負ければ解任””怪我人続出”など悲壮感を植えつけるような
報道が多数行われ、緘口令だのビニールシートだの隠しているようで実は雄弁に様々な情報
を伝えていた。特定のものを、意図的に。
結果おおつるジダンさんのいう(ピンチピンチと叫びまくる宣伝カー
効果となって、メディアによる見事な試合前の煽りが完成した形だ。
そんな演出のもとに行われた(じつは天と地ほどの実力差がある)試合は結果も内容も見栄えのする
ものであったのは周知の通り。ニュースや新聞、ネットではまたぞろ代表讃歌の大合唱が始まった。

テレビでは巻が交代出場をしてきた時、観戦中のオシムの姿にカメラが切り替わった。
こんなあざとい行為が好きではないのだ。
巻がどうのこうの以前に、すっかり余裕をかまして停滞した雰囲気のあの時間帯に出てきて
得点など取れるはずがないのに。

実況席ではバーレーン戦での敗北以降の”岡田流”を強調しヨイショの下僕と化した過去の名選手
たちもそれを後押しする。翌日には川淵が登場して絶賛を始める。解任だの何だの言っていた
布石が打てあるので、実に効果的なコメントとなる。

岡田就任の頃喧伝された「接近、なんたらかんたら」はすっかり”なかった事”にされてしまった
し、「オシムさん以外はオシムサッカーはできない」と就任会見で既に発言し、また実際それまでの
継続などない試合を重ねていたににも関わらずバーレーン戦敗北ショック直後の”オレ流宣言”
により都合の悪い事実はすべて消され、過去=悪、というムードを作り出せもした。
「世界を驚かす、3位以上」というアドバルーンも、予選敗退の危機感を煽り”守備を固めて
後はその時の選手のポテンシャル任せ”という発展性の乏しい目先の勝利優先のいつもの
サッカーでいけばいいという無意識の大同団結を促している。
そういえばメディアと称するものの中には(脱オシムの象徴は闘莉王である)というものもあった。
仕事なのに簡単な事実関係さえも調べずに記事を書くんだな、と思うものも少なくない。

最後にいくつか日本代表-オマーン代表に関する名前のある人たちの論評。
セルジオ越後氏の評価がややゆるいのに驚いた。
武藤文雄のサッカー講釈
キリタニブログ
セルジオ越後「ちゃんとサッカーしなさい」

そろそろ”過酷なアウェー”をネタにした煽りが始まるんだろうな。

theme : サッカー日本代表
genre : スポーツ

2008-06-02

快勝にガックリときてる人はどのぐらいいるんだろうか?

あまりにもひどいオマーン代表に天を仰ぐ。
中澤の気迫の先制点で諦めムードが漂ったが、大久保のゴールですべてが終わった。

今日の日本-オマーン戦の勝利に肩を落とした人は、私以外にどれぐらいいるのだろうか?
昨晩書いたブログはこんな風に日本が快勝してしまった場合の予防線を張った訳ではないが、
現実となるとガックリくる。

オマーンの出場停止選手、監督は交代したばかりという状況を把握していればより正確にこの結果
をイメージできたのだが、マスコミの情報操作(?)により”情報の少ない不気味なチーム、よって
実力も未知数”と刷り込まれていてしまった。けれども実際はこの人がブログに書いている
ようにまったく”ビーチサッカーのあんちゃんたち”の寄せ集めのような何でもないチームだった。

岡田は極めて常識的な布陣。キリンカップで見極めたのか、パラグアイ戦は最初から捨てた(オマーン戦
のためではない別の意図があったのか)ゲームだったのか、コートジボワール戦をベースにしたもの。
守備は組織で追い込んで後ろはしっかり固めてで別にとやかく言うものではないのだが、
問題は攻撃。
能力のある選手を送りこんで(頼んだぞ~)なので相手が今日みたいにヘボくて選手の調子も
良ければ点も取れてそこそこ魅力的だが、満足すると途端にペースダウン。
ジーコの時に頻繁に見られた、古くはイングランドで加茂時代にもできたような戦い方だ。
予選を勝ち抜いてきた国々が集う本大会では明らかに力負け、ないしは準備不足などで
この戦いができないから(とりあえず三試合しました)で終わって、メディアが煽るだけで
実は誰の記憶にも残らない戦いになる。

ちょっと考え方を変えた方がいいのかもしれない。
日本代表のサッカーはその時代のスター選手任せの結果も内容もガラガラポン、の出たとこ
勝負のサッカー。
そう考えれば今後は妙な期待を抱くことをせずに済む。

岡田はこの後守備とセットプレーの精度を高めることに力を注ぎ、攻撃は任せた中心選手たちが
試合を重ねるごとに連携を高めることを期待してアジアを勝ち抜こうとするのだろう。
オマーンがあれだけヘボいチームだと、残念ながら日本の早々の敗退は実現しそうもない。
アジアの強豪国が期待外れでなければ、それらの国が魅力的なプレーを魅せ最終予選で
きちんとその椅子に座ってくれることを期待しよう。

theme : サッカー日本代表
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