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2008-12-31

気持ち

貧乏なのに暇もない、という何とも不思議な年末を迎えているが、昨日の怒りや批判
を皮肉っぽく綴ったエントリーで年を締めるのが、何とも忍びなく。

天皇杯決勝が、ガンバ大阪-柏レイソルの組み合わせとなった。
石崎監督の退任、来シーズンのACL出場権をかけてという、”勝たねばならない”
理由があるチームが進んだ印象。もしかしたらFC東京、横浜マリノスにもそういう
ものがあったのかもしれないが、情報収集不足。そこは何卒、ご容赦を。

Jリーグの開始によりシーズン終盤から終了後の開催という戦いにくい大会となり、
その時期や存在価値まで問われるこの天皇杯。
あの横浜フリューゲルスの優勝に代表されるよう、勝たねばならない、勝ちたい
といった気持ちが強いチームが元旦の国立に立つ印象。

技術や戦術、経験も大切だが、サッカーは気持ちと思う。
平成も成人を迎えた年の最後に何とも前時代的な、と思われるかもしれないが、
これが本音。
だから私はテレビゲームのサッカーはしないし、自分がボールを蹴れなくなっても、
未だに離れられずにいる。

”オシム語録”というサッカーから離れたところでの持て囃しはあまり好きでない。
だから多くをそらんじることはできない。残っているものとしては、たったひとつ。
「自分を信じろ。自信を持て」

思いの他、今年はこのブログを更新できました。
いろいろな意見を持ってと思いますが、続けて見てくださっている方達も
いらっしゃるようです。ありがとうございます。
今回たまたま見てくださった方、ありがとうございます。
そしてすべての方に、ありがとうございます。
良い年をお迎えください。

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theme : サッカー
genre : スポーツ

2008-12-30

まだ、この国にそれはありますか?

今月、ある日本文化の関係者にお話しを聞く機会に恵まれた。
話はその分野に止まらず、世相や精神分析にまで入っていく。
「日本は中途半端に外国のものを取り入れてきて、それでかえっておかしな
事になってきている気がする」
その言葉に思わず”我が意を得たり”となり、予定を遥かに超えての長居
となった。

企業業績が悪化すれば上の人間が責任を取る。
今の人には”?”かもしれないが、それが昔は当たり前だった。
リストラや非正規といった言葉はかつてはどこにでも転がっているものでは
なく、それを取り入れる企業は不信がられる事もあった。ところが、今は
すっかり当たり前の方法論である。
「この会社は、社員にかけるお金を人件費でなく物品費に入れている」
ひと昔前の、人使いが荒い会社を揶揄した冗談だが、それが冗談にならなく
なった世の中に寂しさを感じる。
私が知る、中小レベルの会社だがその経営者は、「大切なのは株主。
社員なんか、換えれば良いんだから」。そんな言葉を、臆面もなく口にする。

話は雇用や経済、政治だけではない。
文化や家族形態、教育など様々な面で”おかしな事”がはびこる。
日本の軸をないがしろにして、”変”という言葉通りに奇怪な世の中に変質をしている。

年末だから明るい話はないものか、と探していたところに出くわした記事。
オシムのアドバイザー契約解除に関する噂。
喉に刺さった骨の如く引っ掛かり痛んで、どうしても目をつぶる事ができなかった。

何度か書いたように、”オシムにもう頼るな””アドバイザーというお飾りでなくオシム
には現場に近い位置を目指して欲しい”。
そういった思いのため、契約解除自体を批判しない。
けれども、噂通りあまりにも信や義、礼といったものを欠いたやり方だったのなら
この怒りや悲しみを、どうすれば良いのだろう。
もともとは東京オリンピックで来日した時に日本に魅かれたというオシム。
自転車で走った時に見たであろう美しい風景が失われてしまったのと同様、人の心
ももう残っていないとしたら、切なすぎる。

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theme : サッカー
genre : スポーツ

2008-12-26

誰かが、見せつけないといけない

穴を掘らせる、それを埋めさせる。
またそこに穴を掘る、再び埋めさせる。
そんな無意味な作業を延々と繰り返させる事で、
気力を奪っていく。
これはかなり効果的な拷問の方法だそうだ。

(近頃このブログの馬鹿、日本代表の事に触れなくなったな)
と思って見てくださっている方がいらっしゃれば、それは正しい。
代表合宿やら岡田監督がU-20の総監督就任やら、それなりに
見てはいたのだが、どうも無意味な作業をさせられてしまている
ようで、気力がわかなくなっている。

”○○である” ”△△である”
先日ドラマの中で、
「一番恐ろしい武器、それは情報である」
というセリフがあった。
今はメディアのウラを読もうとする人が増えているから、日本サッカー
に警鐘を鳴らす人も多いものの、テレビが連日持ち上げ、ネットの
見出しも「日本代表は70点」などといったものが目につけば、
そちらに流されてしまう事にもなる。そこに、多勢というものが加わ
れば、またぞろドイツワールドカップ前の楽観論が復活してくる。

アジア予選の突破が早くも見えてきて、年内最後のアウェー戦で快勝
となると、そのイメージが支配的で岡田監督も自信満々、批判的な
声もやや下火なようだ。
「カタールの人口は84万人。佐賀県にJリーグの外国人が混じって選抜
チームをつくったようなものだ」
などと言ったら、こちらの方が痛い思いをしそうだ。

内容が悪い。将来性がない。世界で戦えない。
どんな言葉を並べても、目先のアジアでの試合に勝っている。
岡田監督自身もJリーグで連覇、完全優勝と実績には申し分ない。
ここでワァーワァーと口だけで騒げば、カタールの人口などを
持ち出して批判せずとも、こちらが叩かれそうだ。
誰か、どこかのチームが、内容と結果をJリーグで見せつけない
といけない。世界には、まだまだ凄いサッカーがあるというのを、
同じ土俵で味合わせてくれなければならない。
下手をすれば、代表が世界レベルの相手と真剣勝負をする機会は、
南アフリカの本番までないかもしれないのだから。

思考錯誤して頑張りました、次はもっと良い試合ができるでしょう。
何年もかけて穴を掘り、またすぐに埋めてしまうような作業を繰り
返されると、さすがに気力も萎えてくる。

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theme : サッカー日本代表
genre : スポーツ

2008-12-25

日本サッカー、危機の予兆

クラブワールドカップも終わって、国内サッカーに目を移すと移籍情報
がチラホラ。
もっとも、下火のサッカー人気に不況もあって、ひっくり返るような
派手な話は聞こえてこない。

名古屋のヨンセンが清水に移籍との報。
国内で移籍先が見つかって、良かったと思うとともに、ジェフではどうだった
かという考えも再燃。
前線に大きなFW、日本人選手しか名前がのぼらなかったものの、ヨンセン
では如何なものかと少し想像した時も。ただ、巻を第一に考えるなら控え
に外国人枠を使う必要もなく、ターンオーバーと騒ぐも並行して多くのタイトル
を狙っている訳でもなく、実際はコンディションやアウェーでの戦い方でスタメン
をいじっていただけ。
そういった面で、特に検討されなかったのかもしれない。

噂レベルで実際はわからないが、阿部勇樹の名前があがっているそう。
妙にボランチ探しにやっきな印象。下村の代わりなのだろうか? パスミス
などは非常にヒヤヒヤさせるものの、今のチームのリーダーとしては欠かせない
印象。終盤にチームのやり方に異を唱えた件が尾を引いているなら、残念。
あの位置でボールを失う、攻撃に移れないというところがチームとしては
不満なのだと思うが・・・。

いずれにしても、上位争いの可能性も低いし成長の場としても魅力に欠けるし、
名前のある選手がやってくることはなさそう。経営(お金の安定)とサポーター
の雰囲気だけでは、動かないだろう。
今年ベンチでくすぶっていた選手を次々獲得していったような形となるのではないか。
人(選手)の確保は、ICカード化(Suica)より遥かに難しい。

J1ではないが、東京ヴェルディは経営面でかなり厳しい雰囲気が。
”フリューゲルスの悲劇を繰り返すな”
はJリーグの合言葉だが、(それもこのご時世じゃ止むえない)といった世間
の空気は、怖い。

ただ、製造業はともかく他の業種の連中に聞くとメディアの馬鹿騒ぎに反して、
それほど景気が悪そうではない。
「円高だから、海外旅行に行きたいな~。でも、休みが取れないなあ」
という具合であり、特に製造業とそれほど親和性が高くないヴェルデイの
スポンサー候補が、皆無という訳でもない。
(日本サッカー自体に魅力があるか? 人気があるか? 面白いのか?)
結局、大切なのは本分である。
金融危機による不況より、サッカー界にとってはこちらの方に危機
がありそうな気がする。

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theme : Jリーグ
genre : スポーツ

2008-12-23

そこに価値は生まれるか?

FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2008 決勝
マンチェスター・ユナイテッド-リガ・デ・キト


クラブワールドカップに価値があるのか、ないのかが意見が分かれて
いるようだ。
トヨタカップ初期の”ヨーロッパか南米か?”から、ヨーロッパの
チームが南米の良い選手を見つける、南米の選手はアピールをする
というスカウティングの場への変遷。それも世界中に情報網が張り
巡らされるようになり、廃れていった。
またヨーロッパはチャンピオンズ・カップが巨大なチャンピオンズ
・リーグとなり、価値が急騰。日本に来日するヨーロッパチャンピオン
には、そのモチベーションが疑問視される事も多くなった。

そう、アメリカの三大(四大)メジャースポーツが、世界大会を
やらずともアメリカが世界最強と思われているように、サッカーも
ヨーロッパチャンピオンのクラブこそが世界最強、とうのが
大多数の認識ではないだろうか。

一発勝負なので南米が勝つ場合があっても、真の王者はヨーロッパ
-------これであっては、なかなか価値を見いだしにくい。
またそれに他の大陸王者も加わってがクラブワールドカップなわけだが、
実力差が大きい上に試合数などでハンディも背負っているわけだから、
真の世界一決定戦に対する価値づけとはなりにくい。

マンチェスター・ユナイテッドは果たしてどこまで気持ちが入っている
のか-------決勝戦の慎重な立ち上がり、全体の試合運びから、疲れや
大会の価値うんぬんは関係なく、世界の最高峰にいるチームの勝負へ
かけるプライドは、やはり素晴らしいと感じられた。

お互いゆっくりしたペースで、チャンスの時に瞬間的にゴールを脅かす。
後半立ち上がりにビディッチが退場。マンチェスター・ユナイテッドは
一瞬攻勢を強めるも、ゴールを割るのは容易ではないとまたペースを
落とす。
狙い通り、ルーニーがゴール。これで半分以上、勝負は決したと無理に
追加点は狙わない。もっともキトも流石は南米王者で、終盤の際どい
ミドルを中心にした仕掛けは見事で、追いついて、逆に勝利を手繰り
寄せたかもしれない。

それほど派手さはなかったものの、試合全体のリズムをチームとして
コントロールできるのが、見ていて面白かった。
これが日本サッカーに積年の課題で、Jリーグ開幕前から
「ボール扱いは巧いんだけど・・・」
と言われ続けている点。
最近は”走るサッカー”という言葉が一人歩きした結果、ずっと激しく
走り回る=凄い、という認識に拍車がかかってきた感もして、ちょっぴり
背筋が寒くなっている。

今大会でガンバ大阪は、真正面から挑んでいってくれた為に世界との差を
かなり明確にわからせてくれた。ただやる方はこのあたりを成長させ、
見る方も認識していかないと(頑張ってたしボールも動いていたから、
次は勝てるんじゃないの)という空想がまた永遠に続くことになる。

さて、話を戻してクラブワールドカップだが、今回ヨーロッパチャンピオン
が勝利した事で、名実ともに王者となった。
ただし、結果はどうあれ前述のようにチャンピオンズ・リーグのチャンピオン
が世界一という認識は見る側もUEFAも変わりはしないだろう。

また次回大会は日本を離れ、UAEで開催。冠スポンサーはそのままトヨタが
継続するという。
そもそもFIFAのクラブ世界一を決める大会を開催する、という意向はながく
実現できず、ようやくインターコンチネンタルカップを吸収し毎年開催
にこぎつけていった、というものだ。
もちろん、これによりもともとの障壁であったスポンサーの獲得、つまり
トヨタについてもらえたということが大きい。
ただし、それも世界経済の低迷で怪しい状況。
自動車産業の不振は連日大きく報道されていて、トヨタもその主役となっている。
F1からホンダが撤退し、世界ラリー選手権からはスズキ、スバルも撤退と本業に
より近いモータースポーツから相次いで自動車産業が離れる中、果たして
どこまでサッカーをスポンサードできるものか?
継続することで、大会の価値は高まっていくとは思うのだが、スポンサーの
衣食足りねば、開催していくことさえ難しい。

※sportsnaviのトラックバックが二重投稿になってしまっているようです。
申し訳ございません。


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MOMENTS――クリスティアーノ・ロナウド自伝

theme : サッカー
genre : スポーツ

2008-12-20

時代はどこに、どう動く?

クラブか、代表か-----------
クラブワールドカップの是非はともかくとして、今はどちらの時代で、どう進もう
としているのか。

'80年代の美しいサッカーから組織とアスリートの競技へと移っていくのを眺めながら、
(これからはクラブの時代になるのではないか?)と感じた。
もっとも現実はドラスティックには変わらないものだし、世の中はさまざまな事情が
絡み合う複雑な世界。ボスマン判決や世界経済の変化で、ビッククラブなんかが
生まれるなんて事も、想定していなかった。

代表より、クラブの方が世界と戦えるのではないか?
昨年、浦和レッズがACミランに何となく0-1で敗れたことで曖昧になっていた
問題は、ガンバ大阪が真正面からマンチェスター・ユナイテッドに挑んでいった
ことで白日のもとに晒された。
世界のトップクラスには、到底及ばない。経済事情が影響する助っ人外国人
選手を考えてみても、世界的なスター選手を並べるビッククラブとの差を埋める
のは容易ではないだろう。
日本人のトップクラスの選手を集めてチームをつくり上げ、ワールドカップの
シード国に挑む。組織力の親和性を考えてみると、その方が差は小さい気
がしないでもない。

オシムは
「せっかくマンチェスター・ユナイテッドと戦うチャンスがあるので、ガンバに
もう少し他の(クラブの)選手を入れたらどうだろうか」
と発言していた。
これは、ガンバ大阪への尊敬を欠いているように思えるし、やはりクラブより
その国のサッカー全体が大切なのか、とも受け取れる。

当時のジェフ千葉フロントの態度などもあっただろうが、オシムがクラブ
より代表を選んだというのも、また事実。
もしあのままのジェフ千葉が、リーグを制覇して、アジアを制していたならば。
浦和レッズ、ガンバ大阪と比較的個人の能力が高いチームが引いたサッカー、
あるいは打ち合うサッカーではね返された。
ジェフが組織されたチームでのぞめばどうなっただろうか。
結果は同じだろうが、相手チームとサポーターの顔色は変えることができた
だろうか。それが見てみたかった。

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theme : Jリーグ
genre : スポーツ

2008-12-19

肌感覚の実力差を想像

世界のトップに真っ向勝負すれば、このぐらいの力の差があることがわかる、
良いゲーム。
ガンバ大阪は3点も取り、2点差まで迫ったのだけど、マンチェスター・ユナイテッド
は来日して間がないのだし、日本での開催だからスコアがその差とはならない
(もっとも先にひとつ試合をしているしそこで怪我人も出ているので、ガンバ側にも
マイナスはあり)。

素晴らしいと言っていただけるのは社交(辞令)だと思います(西野監督)

点差が開いていたので、完全に彼らが本気かと言うと違うと思う(遠藤)

簡単に点を取られてしまった。攻撃よりも守備面で大きく差を感じた(山口)

監督と、ベテランの中心選手がこれを冷静に受け止めている。
これが、スコアやデータでは測れないサッカー。肌感覚の実力差、と言おうか。
当然、私もその戦慄を実感はできていないのだが、”わずかな差”はとても
大きな差ではないかと考える。

若い選手が若干、満足気味なコメントをしているのが不安。
若さゆえこれから追いつき追い越せる希望がある、と言えるものの、ヨーロッパや
南米はこれからもどんどん進化していく。

(C・ロナウドは)すべてに関して違った(安田)

このコメントに、アトランタオリンピックでジュニーニョ・パウリスタをマークした服部年宏 が
「(目の前でフェイントをかけられ、そのあまりの凄さに)感動した」と言っていたのを、
何故か思い出し、日本とブラジルのそれまでとそれからの関係を考えた。


民放(日本テレビ)によるものだし、どうせバカ騒ぎをするだけだから目くじらを立てる
のは止めておこう、と思っていた。
けれども、ガンバが一点を取った時にプッツリ切れた。
ひとつの結果、ひとつのプレーだけにフォーカスして騒ぎすぎる。試合の流れを評価
する、見るというのがいつまでのできないのは、この影響もあるのでは?
だから、プレーもそこに目が向けられず「日本人は巧いんだけど、試合で生かせない
し、ゲームもつくれないよね」と何十年間も同じ評価を外国人選手や監督から頂戴して
しまうサッカーが続く。
点を取った後、リプレーや選手のアップばかりになり、ガンバの選手がどれだけ
まだ勝ちに向かう姿勢があったのかが見れなかったのも、残念。
余談だがコロコロPK、コロコロPKと馬鹿騒ぎしていたが、あれはコースをついた
普通のPK。元Jリーグの選手だった解説者たちは一生懸命ながいものには巻かれて
たけれど。

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theme : Jリーグ
genre : スポーツ

2008-12-18

カウンターメディア、でも実はへなちょこ?

『Sportiva (スポルティーバ) 2009年 01月号』の特集に、”岡田ジャパンによる
経済危機”なるものがあった。
私にしてみれば愉快痛快なタイトルだけど、少し可哀そうな気はする。

岡田監督になって日本代表戦の視聴率が減少している、期待感もなく
グッズは売れない、ツアー客も集まらない、このままでは日本代表
(日本サッカー)は衰退していってしまう・・・という論だが、Jリーグの
優勝をかけた鹿島アントラーズ-コンサドーレ札幌のNHKでの視聴率は
わずか3%である。
CSに権利がある、サポーターは現地で応援しているを差し引いても、
プロの試合、その頂点を決める一戦がこの数字。多チャンネル化
などの影響を踏まえて見ても、アマチュアスポーツにも負けるこの数字、
その代表に注目しろというのも無理な話である(雑誌自体の編集はこの
放送前なので、責められるべきではないが)。
さらに(スターがいない、だから面白くない)ともあるが、これも代表や
岡田監督の問題ではない。そう、日本サッカー全体の問題である。

テレビ(民放)は日本代表を大絶賛、たいしたことのないプレーにも
歓喜と”惜しい”だし、弱い相手に圧勝するとワールドカップで優勝できる
ような持ち上げ方である。
それによってストレスを溜めたややコアなファンの興味を引くように、
雑誌は専門の特集などを組むとこうした辛口っぽい内容を載せるが、
そこには(岡田は人気がないから、叩いても一般からは支持される)
という計算も見え隠れする。”カウンターカルチャー”とは対抗する文化
であるが、雑誌という媒体はカウンターメディアとは成りきれていない。
もしもそう成るためには・・・やっぱり白い巨塔ならぬ、青い巨塔に
切り込まないといけないだろう。
取材パスをかなぐり捨てて、公式のコメントをもらえない事も覚悟して。
”徹底対抗! 日本サッカーの闇”なんて、当たり障りのないコメントとか
ステレオタイプの評論より、よっぽど受けそうだけどな。

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theme : サッカー日本代表
genre : スポーツ

2008-12-16

ジェフはバルサではなかったから

イビチャ・オシムが日本サッカー協会のアドバイザーを退任する事になった。
就任時に”お飾り”、果ては”怨霊信仰”などとここで書いていたので、驚きは
ない。寂しさもない、と言うと嘘になるが、それも理性で抑えられる範囲の事だ。

今でこそ”日本代表の”元監督だが、ジェフ千葉の元監督であり、少なくとも日本
での足跡はJリーグで刻まれたものの方が圧倒的に多い。
あの強奪(淀川前社長をはじめとするフロントによる差出、と表現する方が良い
だろうか)がなければ、今もジェフで長期政権となっていたかもしれない。

それでももしかしたら、あの時期に病魔が襲ってきて、現場から離れることと
なったかもしれない。後任はアマルか、ゼムノビッチか。監督はそれぞれが
独自の方法で指揮を取る。その考えは変わらないが、どんどん人が動いて
追いこしていって、そんな機動力溢れるサッカーが、ジェフの根底には
残ったはずだ。
もちろん、ベンチにはいなくてもイビチャ・オシムが真の意味でのアドバイザー
として、そこに存在して。

今のヨーロッパサッカーには不案内だが、'90年代のバルセロナはヨハン・クライフ
が魅力的なサッカーを根付かせて、ながくその影響力を行使しているとされた
(今もされている?)。
院政、などと言うとあまり良い意味に捉えられないが、価値あるもの、魅力あるもの
であれば、残った方が良い。

今のジェフ、つまりアレックス・ミラーによるサッカーは”大きく、シンプルに、放り込む”。
イビチャ・オシム時代とは、遠く離れてしまった。
ミラーは悪い、イビチャ・オシムが素晴らしいと言っている訳ではない。
屈強なヨーロッパの選手たちで成立するサッカーを当てはめ、アウェーでは絶対に手堅く
いくという頑固な考えを押し通すスタイルを国内で見られるのは、個性があって楽しい。
日本のチームには不向きに見えるサッカーで、途中就任、残留争いという足かせが
無い来シーズンにどんな戦いを見せてくれ、どんな成績を収めるのか。それを考えると、
ワクワクもある。

ただ好みの問題で、イビチャ・オシムの機動力溢れるサッカーの方が好きだ、というのは
確か。もともとジェフを応援していた訳でもないし、千葉在住者でもない私を虜にしたのは、
まだ王者の風格を保っていたジュビロ磐田との真夏の激闘で、一歩も引かず攻めていき、
どんどん後ろの選手が前を追い越していく。その光景を目の当たりにしたからだ。
全身に電流が流れた、あの衝撃が今でも忘れられない。

もっとも、Jリーグ全体がそうしたスタイルを施行すべし、とはならない。
日本は、代表監督が変わるとその考えがJリーグの各チームに伝染するという。
イビチャ・オシム代表監督就任時にも「Jリーグのチームがよく走るようになった」と言われたし、
”考えて走る”が統一理念のようにもうたわれた。
だが、Jリーグのチームはそれぞれの個性を持てば良いと思う。全プロチームが同じ方向性
を向くなど、”バックパス禁止令”にも似て、ナンセンスなことだ。

サンフレッチェ広島が、J1に昇格してくる。
J2での試合は、今年三つほどしか観れなかったが、どれも”簡単に勝利”していた。
果たして、日本のトップの舞台ではどうなるのだろうか。
ペドロヴィッチ監督のサッカーは、機動力を生かした魅力的なものだと伝え聞く。

スタメンを眺めて展開を想像し、勝敗に一喜一憂する。
それができるのは、ずっと見続けてきたチームで、愛着もわいているからだ。
その意味で来年もジェフをやはり応援するだろうが、個人的な好みでサッカー
の楽しさを味わおうとすると、サンフレッチェに浮気する時もあるかもしれない。

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theme : Jリーグ
genre : スポーツ

2008-12-15

寂しいこと

数か月に一度ぐらいの割合で、批判のコメントを頂く。
記事内容に関する異論、反論には真摯に向き合いたいが、中傷
の類のものは削除させて頂いている。
インターネットの普及期に掲示板と匿名文化が蔓延してしまった事
を嘆くべきか、これも人の本性と諦めるしかないか。

先日いただいたコメントによると、私が日本代表批判するのは
Jリーガー(日本代表)を収入や女性関係の面で妬んでいるからだ、
という事だ。
そんな考えもあるんだな、と感じた。たぶん、若い方なんだろうな、と思う。
妬むもなにも、まったく違う人生にいるわけだし、そんなナンセンスな
感情は浮かんでこない。
むしろ、批難のためとはいえそんな考えを浮かべる事ができる
コメントされた方の若さに、嫉妬を感じる。

プロ選手を羨むとすれば、サッカーの上手さについてだろう。
間違いなく、日本でトップクラスの実力者たちなのだ。
(あんなプレーができれば・・・)とは、なる。
ただし、ここ数年の間にそんな気持ちも浮かばない自分に、愕然と
する。グラウンドでボールを蹴る光景は、あまりにも遠い過去になって
しまった。

会う人あう人に好きなことを仕事に出来ていいね。といわれるけれど
僕はただの一度も好きと思ったことはない


東京ヴェルディの選手が、自身のブログにこう書いたとして少し前に
話題になっていたらしい。解釈はいろいろあるようだが、字面通りに
受け取るとしても「それもそうだろうな」としかならない。
(プロの選手として、けしからん)と目くじらを立てる気にもならないし、
かといって(そうなんだ、大変だね)と同情も浮かばない。
サラリーマンでも自営でも、職人でも管理職でも、それぞれが自分
の思いを吐露するのを聞いた時に感じる(みんな、いろんな人生を
生きているんだな)。
この選手の言葉にも、そう感じるだけだ。

”好きな事を、仕事にすべきではない”。
多くの方が、そんな言葉を聞いた事があるはずだ。
すべきかすべきでないかの答えはわからないが、昔は反発を覚えた
この考えに、最近は共感する部分も多い。

「歳をとれば、わかるさ」こう言われる事も、多かった。その場限り
のごまかしと憤ったものだが、確かに、わかることも多い。
でも、できなくなった事、無くしてしまったものもまた、たくさんある。
得たものと失ったものそれを今、秤にかけてみると、失ってしまった
ものの方が多い。そんな気がして、それはやはり寂しい。

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