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2009-02-22

彷徨い

松田優作の作品が、時々妙に見たくなる。
まだランドセルを背負い始めたようなガキの時分、周りで『探偵物語』を
熱く語れるうような友達もなく(当たり前だ)、ずいぶんと寂しい思いもした。
もっともその頃は松田優作ではなく、主人公の工藤ちゃん(工藤俊作)
が好きだった訳だ。

記憶では『家族ゲーム』や角川映画の『探偵物語』で一般的な人気や
注目度もグングン上がり、ハリウッド映画の『ブラック・レイン』に出演
した事でいっきに格が上がった気がする。
もっとも私にしたら、工藤ちゃん(あるいはジーパン)でないその頃の
優作は、そう気になる存在ではなかった。
世間が優作を神のように崇めるようになったのはその死後で、光り輝く
姿で衰えを見せる事なくこの世を去った優作は、永遠にスターのままだ。

すっかり過激な悪役の任を担わされることになったオーストラリア代表監督
のピム・ファーベークは、オシムの日本での人気を「カルト的」と評したという。
私もそれを、否定しない。
日本代表で期待や可能性を感じさせながら本番が始まる前に倒れたオシム
への熱狂は、優作へ世間が抱く思いと重なる。

何が起こるかわからない、美しく正しい行為が必ずしも結果と内容に等しく
結ばれない事が多々あるサッカーという複雑怪奇なもの。だからオシムが
あのまま指揮をとっていても酷い試合をしていたかもしれないし、予選で
負けて解任されていたかもしれない。
それに私は”カルト”という言葉が嫌いだしそうした行為やメンタルも大嫌いだ。
だから優作を特別な大スターだと思わないのと同じく、オシムが唯一無二の
絶対的な存在だとも思わない。
ただ『探偵物語』の工藤ちゃんの事を思い出すように、時々ふとベンチで指揮を
とる姿が見たくなるだけだ。

関西を離れてから久しぶりに大阪に舞い戻り梅田に行くと、『ブラック・レイン』
の撮影に使われた阪急の道が改装され何の変哲もないただの通路になって
しまっていた。その事に愕然とし、あるはずもないあの美しい景色を彷徨う
ような目でしばらく探していた。
サッカーも、同じだ。今もまだ、味気ない砂漠のようなピッチを見ながら、
心の中で行き場なく彷徨っている自分がいる事を否定できない。

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2009-02-19

絶望に効く、わきゃない戯言

ワールドカップアジア最終予選の日本代表-オーストラリア代表に関する宇都宮徹壱さんのコラム
日本の進路が決まった日(スポーツナビ)」の結び、”ただ確実に言えるのは、この日、日本の進路が
決まった”
という一文に絶望的な気分になった。
もう決まってしまったものは、仕方がない。それなら世界で三位以上になる、驚かすために”日本らしさ”
とともにそれを.実現すべく自分なりに(テキトーに)考えてみた。

1、新ドーピング薬を開発

ロングパスはぶれるということで短いパスをつないでいき、展開が広がらない分とにかく動きまわる
というのがコンセプト(らしい)岡田監督。グラウンド上では前も後も選手が走りまくり、プレスを
かけまくる。「これをさらに上げていく」という事だから世界で勝つにはさらに驚異的な運動量が
必要だろう。そう、人間を超えるような。
またいつも敗因にあげられるのが、フィジカル。しかしもうそんなセリフは聞き飽きた。
ぜひとも日本はどんな検査にもひっかからない、効果抜群のドーピングの新薬を開発して欲しい。
90分、いや延長になろうとも走りまくれる体力。さらには黒人をも凌駕する瞬発力。ヨーロッパの
屈強な選手も弾き飛ばせる強靭な体。
DFはオランダ人を吹きとばし、アフリカ人選手より高く飛ぶ。FWはドイツ人のブロックを跳ねのけ
豪快なシュートで得点。勝利はもちろん、世界が驚くこと請け合い。
さらに良いことには、やはりおかしいと後に調査され仮にドーピング違反が発覚したとしても、
「悪いこととはいえ日本の新薬の研究、開発力は素晴らしい」と注目される可能性は高い。
新たな産業として、不況日本に明るい光が射しマスコミが持ち上げて、騒ぎが収まった頃には
再びノーベル賞も夢ではないだろう。

2、リフティングで制覇

日本サッカーの現場と言えば、常にリフティング。公園の子どももリフティング。草サッカーの
兄ちゃんもリフティング。しかも、皆結構うまい。

だから日本代表は、試合のすべてをリフティングで組み立てていく。
ゴールキーパーから展開されたらトラップを浮かしてパス、頭でも背中でもかかとでも、とにかく
至るところでリフティング。相手にかっさらわれてゴールされてキックオフになっても、センター
サークルからリフティングを開始。例え20点差がつけられようと、リフティングだけで試合は行う。
成績はでなくても、少なくとも世界は驚くはず。かつて東欧のブラジルと呼ばれたユーゴを撃破
したブラジルが「さすがにそう言われているだけの事はあったよ。なかなか巧いね」
と余裕で笑ったそうだが、同じように日本も「なかなか巧いね。でもワールドカップ向きじゃないかも」
と笑われることだろう。

3、テレビゲームで新たな世界を構築

ウィーとかウィレレとか、DSとか何が何だかわからない。でもテレビゲームが流行ってるんでしょう?
日本はFIFAを脱退して、独自のサッカー組織を立ち上げる。ただしヴァーチャルな世界で。
プロモーションに電通をつけ、ビックビジネスに。本物の人間たちがながい歴史と伝統を培ってきた
リアルなワールドカップなどおかまいなし、徐々に現実とヴァーチャルを混同させていく。
日本代表の面子も当然様変わり。Jリーグのユースや高校サッカーの強豪出身の選手たちは
徐々に姿を消していき、代わりに秋葉原などから次なるスターは生まれるだろう。

如何でしょうか?
どうもスイマセン。

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theme : サッカー日本代表
genre : スポーツ

2009-02-15

420円を無駄にしたお話

いつもであれば遠出する時はネットと距離を置く事にしている。
けれども今回はオーストラリア戦の直後で、その反応が気になった。
ニュースサイトのしょーもない記事はどうでも良かったが、ブログなどで
世間一般の反応が気になる。けれどもノートパソコンは持ち歩いていないし
ネットカフェなども好きではない。携帯ではうまく情報も探せなかったし
見づらかったので、この情報への飢えを中和すべく久しぶりに『サッカーマガジン』
を購入。
もっともこれはオーストラリア戦の前日発売号だから、試合そのものの記事が
あった訳ではない。日本代表特集があったため、戦前までの評価と実際の
試合を比べて反芻しようと思ったのだ。

けれども、結論を言うと420円(サッカーマガジンの定価)をただ無駄にしただけだった。
思えば2000年過ぎ頃に購読を復活させたマガジン(あるいはダイジェスト)をまた止めた
のは、読むのが苦痛になってきたからだった。
ああなのに、忘れっぽい自分のアホさかげんを呪う・・・。
まずマガジン編集部を含む評論家七人による
1、日本代表への期待感(世界を驚かせることができるかどうか)
2、オーストラリア戦の予測
の記事。
唯一まともだったのは西部謙司氏のものぐらいで、田村修一氏は当たり障りなく。ただ大住佳之、
後藤健生氏と昔は良かった両御大は、サッカーバブルを経験してからどうも頭がコンニヤク化した
ようで何を言いたいのかわからない、どっちつかずのフニャフニャとろけた論評を披露。自分たちの
言葉でまた日本サッカーを暗黒時代に落としてはならない、といったジレンマだろうか。

日刊スポーツの編集委員、萩島弘一氏という方は見出しはそれなりに良かったものの底が浅く
幼稚な文章で、(出世してもスポーツ新聞の人間てアホなんだなあ)というのをわからせてくれた。
ただしこの人が悪い訳でなく、スポーツ新聞の記者に依頼をするサッカーマガジン編集部の見識
を疑う。
記者と言えば日本経済新聞社の阿刀田寛氏という方も登場。この人は齢四十前後と思われるが、
「実父は直木賞作家の阿刀田高」という親の肩書が経歴にわざわざつけられる情けない男。
それを意識してか妙にこじゃれた文章にしようとして、訳がわからない。うんざりして途中で
読むのを放棄してしまった。

この後につづく「それでも岡田は支持されている」という読み物は、朝日新聞の潮智史氏による
署名記事。
タイトル通りの内容で筋も通って根拠も挙げられているが、どうも都合の良い話をまとめている
だけで薄っぺらい。長友が「居心地が良い」って、それは代表に抜擢してもらって使い続けて
もらってるんだから自分は良いだろうけど・・・。
(半)専門誌や一般情報誌だと「岡田さんはレベルが低すぎて選手からも評判が悪い」「カタール戦
で何とか収まったけど、崩壊寸前で選手同士ももめていた」など記者による座談会(いつも匿名
で怪しい)もあるし、一体真実はどっちなの?

ピム監督へのインタビューもネットに落ちているレベルのものだったし、マガジン取材班による
しょーもない妄想記事などを読んでヘトヘト、イライラしてきたので「日本代表がテレビから消える」
という興味のあるテーマ(メディア論)ぽい記事へ。
既出の数字や情報が整理して書かれてあっただけだが、後半に出てきた「学校や塾の授業のよう
に理屈から入るオシムジャパン」という文章に卑劣な悪意を感じたため署名を確認すると、
久保武司。スポーツ新聞どころか、四流ゴシップ誌の悪名高い記者じゃないか・・・。
ちなみに、この記事の結びの文章。
「日本代表の魅力を高める『CHANGE魂』が求められる。さもなければ日本代表の試合中継は、
『お金を払ってもつながらない』『実況と解説が居酒屋以下』などとイライラしながら、パソコンの
画面で見るのが日常の風景となっていってしまうだろう」
安易にオバマのフレーズと結びつけるのが如何にもゴシップ記者だが、従来のメディアがよく行う
ヒステリックなネット批判。これはビジネスとしてのハードとソフトが未整備だっただけで、むしろ
有料でより厳しい評価がされるネット中継の方が発展の可能性もあるだろうに・・・。

個別に批判をすると半数以上のページに及ぶのでこれぐらいにしておくが、本当に420円を無駄
にした。サッカーライターなど腐るほど今はいるし、JリーグのOBもいる(この辺りはかなり日和ったり
偏った内容になるきらいもあるが)。また当の編集者は、取材能力も考証する力もないのだろうか。
専門誌がスポーツ紙やゴシップ紙、大新聞の記者などの中途半端な寄せ集めでは価値が乏しい。
家でオーストラリア戦に関していくつかの一般のブログを見せてもらったが、なるほどと感じたり
考えさせられるものが多かった(おまけにプロの評論家の記事もネットの方に良いものがあった)。
サッカー専門誌と出会ったのはかれこれ二十数年前だが、どうやらメディアの価値とは普遍で
なく変わっていくものらしい。
老舗専門誌の皆さん、お世話になりました。

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genre : スポーツ

2009-02-14

グラウンドでは語られない

2010年ワールドカップ南アフリカ 大会・アジア最終予選 日本代表-オーストラリア代表

岡田監督の”コンセプト”。
私が想像していた(俊敏な選手が流動的に動いて飛び出していく)というものでないそうで、
やはり”短いパスをシンプルにつないでコンタクトプレーを避ける。停滞するぶん選手が
動いてサポートしていく”
これだそうだ。
「このコンセプトをやり続ける」「この精度を高めていくだけ」いつも岡田監督が繰り返す
言葉だが、やはり例の”接近・展開・連続”がその根底らしい。

それを踏まえてオーストラリアをホームに迎えての試合を見ていた。
0-0の引き分けだが、その結果以上に評価が難しい。この試合だけを見て判定をつければ日本
の勝利ともできるし、星勘定や試合に臨む姿勢を考慮すればやはりドロー、あるいは僅差で
オーストラリアとしてもおかしくない。
思ったのは(やっぱり選手任せなんだな)という事。どこぞで「現在の代表は岡田-大木体制
でなく中村俊輔監督、遠藤保仁コーチ」と揶揄するのを見たが、あながち的外れではなさ
そうだ。これにキャプテン中沢、モチベーター田中達也を加えたい。

岡田体制が追い風を受けた昨年のカタール戦。相手が今二つぐらいの力量であれば面白い
ようにプレスがかかり、気持も続き運動量も落ちない。
かつて加茂監督がゾーンプレスを標榜した時も、調子が良い時の試合では6~7割の時間帯
でこんなプレスをかけていて、「”抜く”時間帯、ペース配分を考える事が次の課題」とされた。
ではヨーロッパの中堅国レベル相手ではどうか。それがオーストラリア戦だったわけだが
余裕こそ消したものの、パスは回された。驚くべき事に、こんな状況でも日本はすべての
時間帯で圧力を落とさなかった。進歩とも言えるし、意地の悪い見方をすると試合全体が
ずっと同じ調子というのに一層拍車がかかったようにも見える。あの圧力の中でもパスをつなぎ、
勝つのは容易ではないと判断し全員がペースをダウンさせたオーストラリア。その技術と
試合のツボの抑えどころに、アジアを代表して世界で戦うチームはやはり豪州であって、
ずいぶん日本は差をつけられたと感じる人も多かったのではないか。

さて、岡田監督の”コンセプト”に戻ると、実はその出発点が気に入らない。
日本人の選手は、25メートル以上のパスになるとミスが出る。スピードが落ちる。だから
短いパスで・・・」
私は日本人選手の中長距離のパス技術が低いとは思わない。練習中、止まっているボール
に対してはかなり高いと思う。それが試合で発揮できないのが問題。日本代表の場合は
召集しました、勝ちましたといったものではなくひとつのチームとしてのトレーニングもしている
現状だから、すぐに改善できないから別の方法論で、は如何なものか。たまたま今のチームで
結果が出たとして(私は南アフリカという地は日韓以上に番狂わせを起こす可能性があると考え
ている)、日本サッカーには何も残らないのではないか。

さらに懸念しているのは、若年層も岡田監督の管理下に置かれたことで、同じコンセプトを踏襲
していくのならばまだのびしろがある世代の技術改善の可能性まで潰してしまうのではないか、
という事だ。

”接近・展開・連続”はラグビーの監督の言葉。試合のモチベーションの上げ方も、ラグビーを
参考にしているとしている。岡田監督はマリノスの監督を辞めてサッカーから離れている間、
禅や仏教などの知識も取り入れていたそうだが、最近のインタビューでは「脳には旧皮質と
新皮質があって~」など脳科学の知識も披露している。
その様子はまるで一般教養科目を習い立ての大学生、あるいはワイドショーのコメンテーター。
知識をつめこむのは悪いことではないが、岡田監督はサッカーに関してもサッカーで語ろうと
しないし、選手にアプローチする時もそうしたスタンスのようだ。

それはそうだろう。何しろ見る方はJリーグはもちろん、多くの人が海外リーグも日常的に観ている
のだから自分が選手時代、あるいは前回の代表監督時代より遥かに厳しい。選手にしても海外組
はもちろん、全員がプロなのだからアマチュアチームの古河でのプレーや、監督としても研修留学
と一時的な代表監督が世界に触れた実績では説得力も生まれない。だからラグビーだの
思想哲学だの、果ては脳科学だの違う畑の知識を持って来て、サッカーの言葉で語ろうとはしない。
ただサッカーで大切なのは言葉ではない(”オシムの言葉”はマスコミが都合良く編集しただけ
のもので、それに踊る一部の人のブーム)。
もっと問題なのは、グラウンドで行われているサッカーでも可能性が何も語られない、という事だ。

---関連---
※私が岡田氏に持つ印象と、サッカーに対する考えの多くが短く適確に語られています。

サッカー日本代表岡田監督の決意(『ブログ版蹴閑ガゼッタ』)

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genre : スポーツ

2009-02-07

スポーツライターがどんだけ偉いのか?

※申し訳ございませんがずいぶん行儀の悪いエントリーですので、そういうのが嫌い、
不快という方はご遠慮ください。


アホはアホとくっつくらしい。
金子達仁は最近スポニチのサッカーコラムで割とまっとうな感じで書いている
(浦和サポーターをヨイショしたり日本選手のオーソドックスな課題を指摘したり)
と思ったら、玉木正之というスポーツライターと一緒に紙の上では相変わらず
放言をしていた。

冒頭で「ジーコもオシムもいいサッカーを目指していて、あれじゃダメだ・・・うんぬん」
で(金子はやっぱり金子だなあー)と腹を立てる。まあこっちは(勝つ<いいサッカー
をする)、重視している点が違うようなので、そこは考え方の相違と気持ちを落ち着ける
(もっとも金子の発言には一貫性はないが)。

金子が金子たる所以だったのは、「サッカー協会が若い子を相撲部屋に体験入門させた。
素晴らしい」と語る場面から。そこから自分が昔、川口や中村俊輔を相撲部屋に連れて行った
エピソードを披露。己の先見の明を自画自賛へ。
「川口が髪をオールバックにしだしたのは、あそこで髷を結ってもらうのをしてから」
と出世のきっかけとなったサッカー界のスターに、自分がどれほど強い影響力を持っているか
を誇示。いっぽう金子の胡散臭さをその”察知力”で感じたか中村俊輔は「彼女と約束があり
ますから」と途中で帰ったらしい。すると金子は
「ダメだあいつは」「この事はキチンと書いていい」と発言。さらには「絶対トップに立てない選手」
など自分になびかない人間には容赦がない。

ところで対談相手の玉木正之という輩は全く知らなかったがこの話を聞きながら「俺なら殴る」
「蹴ってやれ」などと発言。
スポーツ、ましてやプロ選手に向ってそのプレーぶりに批判も罵倒もあるのは当然。
けれども、殴るだの蹴るだのと言うのは、最低限の尊敬も持っていないという事ではないか。
この玉木正之と言う人物はもともとはサッカー出身ではないらしく、込み入った内容になると
金子に説明を求める様子(既にここが間違い)。ただ岡田現日本代表監督を「岡ちゃんに
言ってやった」などこれまた自分を誇示。若い人は知らないだろうが、かつて芸能界の
大御所と呼ばれた大橋巨泉が”へいちゃん”(石坂浩二)、あるいは”たけし”(ビートたけし)
と呼んで自分の力を誇示していたが、これと同じ心理に思える。

ところで不勉強だったが、金子達仁はFC琉球のスーパーバイザーになっていて、トルシェに
声をかけたのは自分だと言う(そしてそこからどう口説き落としたかの自慢話を開始)。
ちなみにFC琉球は元DSEの榊原信行も絡んでいるし、どうなのこれ?
余談はさておき、玉木正之のアホが「俺はトルシェは嫌いだ」と言えばもう一人のアホ
金子達仁も「自分も日本代表監督時代に一番批判した」とまたもや自分の見る目の正しさ
や辛口ぶりをアピールするが、それでもトルシェしか呼べない人脈と交渉力って何なの?
この対談中も随所に矛盾点が見られるが、金子達仁のスキンヘッドは同時に頭の皺も
そり落してしまったらしく、確たるポリシーも一貫性もない。

ただトルシェ招聘には自分が生きていくためのしたたかな計算はあった様子。
中田英寿や川口、前園たち”スターとのお友達関係”が自分のステータスを上げていくと
悟った金子達仁。中村俊輔をはじめとする以降の選手には相手にされなくなったために、
今度は外国人に取り入るようになった模様。スペイン通を自称するが向こうには話をして
もらえる相手もいず、日本で仕事をしている外国人はチームがきちんと悪い虫から
守ってくれている。そこで(日本では)ビックネームなのにストレスがかかる最前線
の仕事を放棄して沖縄にやってきたトルシェは格好の獲物だったはず。対談でも、
「トルシェもこう言っていた」と早くもその親密ぶりを随所にアピールしていた。

この本の帯には玉木正之のセリフとして「日本のスポーツマンは自立していない。一種の
寄生虫だ」と抜き出してあるが、スポーツライターはその選手たちをテーマにしてモノを書いて
収入を得ている、それこそ寄生虫ではないか。
書く文章が素晴らしかったり、書かれる側もそれが宣伝になったりで、その存在が悪い
と言っている訳ではない。ただ常にテーマは他者(スポーツマン)が生み出してくれていて、
そこで商売をするのであれば最低限の尊敬は必要に思う。ましてや自分たちの方が
選手たちより上などとの認識は、勘違いもはなはだしい。選手との距離感を間違えて
増長し暴走した金子達仁、さらにそこにくっつく玉木正之と言うアホの寄生虫コンビ。
スポーツライターが、どんだけ偉いのか?

※文中の引用箇所は、完全に同じ表現ではありません。


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2009-02-06

まあこれは、日常でも必要なんだけど

だんだんとこのブログもまた”暗い”負のスパイラルに入ってきたのでこのあたりで
明るく、と思いきや・・・・。

オーストラリア、全員集合は決戦前日 サッカーW杯アジア最終予選

逆風が目にしみる。
もしかしたらコンディション的にはフィンランドの若手チームより悪いかもしれない。
もう2010年の日本に期待するものは何もなさそうな流れになってきた。

そこで2010年に肩入れする他の国を探すべく、やはりプレミアリーグの視聴をすることに。
けれども実は、これまでチューナーとレコーダーの接続がわからずにいて、録画ができずに
いた。
今日ようやく配線をし直して、録画可能な状態に。しかしタイマー予約が良くわかんない
んだよな・・・。


一昨日だったか、”コンビニ業界再編か?”というニュースが。
「コンビニが日本のサッカーを弱くしている」
元日本代表監督の言葉。
オシムじゃないよ、トルシェだよ。
マスコミとかが一生懸命「オシム語録」なんてやるけど、トルシェも凄くグサリとくるセリフ
を残している。

ところでそのコンビニ業界再編話に関連してセブン&アイ・ホールディングスの社長が
「時代がどう変わっても対応できるように」といった趣旨の発言をしていた。
先日のフィンランド戦。岡崎の裏への抜け出しが危ないな、と誰もが思ったはずだが
フィンランドは修正せずに次々と得点を献上。これが昨夏のウルグアイだったら試合中
に対応しただろうに。
バーレーン、ウズベキウタンなど日本を苦しめているチームは、「対策を練ってきてそれが
はまった」と評価されるが、要はそれに対して試合中にチームとして柔軟に対応できるか、
が好(強)チームの条件のひとつに思える。以前日本チームの課題は”一本調子”としたが、
この臨機応変な対応の無さも感じる。

「練習メニューが突然変わる。3対2の練習中に予告もなく人数を変えられる・・・」
語録も崇拝も良いけど、やっていた事を忘れずにそこから必要な”何か”を
見つけないとね。
変化への対応力。
というわけで、分厚いマニュアルを読んで新しいレコーダーの録画予約への対応をします。

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2009-02-05

チルドレン

岡崎、香川、安田が得点と派手に暴れ、長友と内田の両サイドバックも抜いてあげて打つ。
フィンランド戦。これで評価も良く・・・上げられたり下げられたり、良いんだか悪いんだか。

岡田監督がなぜこれだけ若手を使うのかと言うと、
「自分のチルドレンをつくりたいんじゃないか」(たぶんセルジオ越後談)
「若手だと、飛躍的に伸びたのように見えるから」(どの解説者か不明)
という話があって、(ひどいこと言うなあ~)と思っていたものだが、
あながち間違いではないのかも。

ところで、ヨーロッパ組が合流してオーストラリア戦の中盤より前は
どういうメンバーでいくのだろうか? 中村憲剛はまず外されてしまう
だろうが、岡崎は? 香川は?
評価だけではなく、スタメンも出たり出なかったり。

(岡田監督が連れて行った市川がフランスW杯以降にどれほど活躍したかと言うと・・・)
とたまに目にするが、小野伸二もその才能に見合う活躍をしたかと言うと個人的には
疑問(怪我という不確定要素のせいでもあるが)。また暗黒時代には横山謙三、
代表バブル以降のエアポケットのようなファルカン時代、ともに大量の若手を入れた
ものの、後年のその選手たちの活躍はどうだったか(もちろん、活躍した選手も
いたが)。早期起用が、必ず成長へとつながるものか。

ここまでは愚痴。
これで終わるとただ後味が悪いだけなので、先日サッカー以外のあるスポーツ
関係者(ちなみに格闘技でもない)から聞いた話。

「○○たち今年目立った若い選手をどう思うかって?
年に何回かは良い成績を出す。当然だよ。力も才能もあるから彼らはこの
世界に入ってこれたんだ。
でも、シーズンを通して常にその位置にいるかって言うと違うだろう。
でもベテランの□□や△△はシーズンを通して、しかも毎年結果をキープ
している。その理由は、俺が思うに・・・」

とあるエピソードを交えながら解説してくれた。

「一度入っただけで”日本代表”の肩書や。あんたも、そうなるか」
雲の上のような存在だった釜本が、代表に初めて招集された時の加藤久に
ようやくかけてくれた言葉は、こんなものだったと言う。

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2009-02-04

オーストラリア戦は日本-バーレーンである

キリンチャレンジカップ2009
日本代表-フィンランド代表


フィンランド戦は親善試合らしい内容。
大量リードをして、岡田監督も怪我や疲れのある選手out→最近の出場がない選手inとできて
「予想外に」収穫だったのではないか。相手がどうであれ大量得点と一失点のみで雰囲気も
上がるだろう
それにしても闘莉王は今日の展開でも真ん中を離れる必要があったのか? このチームが発足
した時にはずいぶんと上がりも自重しているふうに見えたが、今の奔放な振る舞いは”指揮官”
の問題か”リーダー(あるいはベテラン)”の不在によるものか。

放送したTBSはまるでテレビ朝日と合併するかの如く「これは前哨戦です。本番はオーストラリア戦
です!」と連呼して目前に迫ったワールドカップ予選を煽る。”NOTV? butTBS”は、ウィットが利いた
コピーではなく、自社の行く末を暗示していた??

そのオーストラリアは、目ぼしいところではエマートン、ヴィドゥカ、キューウェルあたりが来日しない
との事。以前このブログでも書いたかと思うが、(オーストラリアはヨーロッパで活躍する選手が
ほとんど、と言うがシーズン中で故障の選手も出るのでは?)。一方日本のヨーロッパ組は
数もそう多くはないし、半レギュラーみたいな選手が多い。国内の選手がここまでコンディション
を上げていたのは予想外だがテレビは(シーズンオフで大変)とか(ヨーロッパの試合から
日が開いていない)とか、いつもの偏向報道のシナリオをつくっているところだろう。

オーストラリアもベストな状態ではない。けれどもそれ以上に言いたいことがある。
来週は”絶対に負けられない戦い”という言葉がまたしつこく繰り返されるのだろうが、
オーストラリアは”引き分けでOK”と考えているのではないか。

もちろん最初から引き分けを狙うはずはないが、日本も弱い訳ではないのだからギリギリ
の戦いでは(もう一歩が出ない)(あそこに走れない)そういう心持ちとなるのではないか。
(勝ち点1を取れれば良い)という考えが、必死さを出せなくするのだ。
何しろ現在トップ、ワールドカップは日本と共にほぼこのグループを勝ち抜き出場できる、
しかもアウェー戦なのだから。”あの”ウズベキスタンにも”あの”バーレーンにも1-0だった
訳だし・・・。

日本はと言えばこれがまるでワールドカップのベスト四をかけてのトーナメント戦のような
勢いだが、実際はかなりの確率で勝ち抜けるリーグ戦。
双方の状況とモチベーションを考えると・・・これは先日のアジアカップ予選、日本-バーレーン
ではないか? ただし今回は、先日のバーレーンが日本。つまり、まさかの勝利は十分にあり得る。
岡田監督は唯一の世界レベルの真剣勝負と険しい表情を見せるが、日本にとってはそうかもしれ
ないが常日頃からヨーロッパで真剣勝負をしている選手達、代表チームとしてもオランダまで
乗り込んで大観衆の中でアウェー戦ができるオーストラリアにとっては、たかが予選の一試合
にそこまで重要な意味は持てないだろう。韓国のようにサッカー以外の対立要素もないのだし・・・。
代表不人気の責任まで負わされている岡田監督だが、実は煽りの手腕は川淵の後輩らしく
優れているのかもしれない。

もちろんこれは、選手が悪いわけでも監督が悪いわけでもない。
ここのブログで批判を向けているのは、主に日本サッカー協会に対してだと思っていた。
けれども最近、サッカーとは無関係だがある外国の人と話していてそうではない事に気づいた。
「日本のテレビは、酷いですね。ひとつの出来事を、大げさに言ってその国の人が全部
そんなだと伝える」
「それは自分の国の事もそう伝えるんですから」と笑って返した。
「日本の人は、それに流されちゃいますよね。自分で考えないって言うか・・・うーん、
みんな同じ方に行っちゃうっていうか・・・」
ああ、これだったんだな。

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2009-02-01

なんでそうなるの?

上司「提案書、これでOK。あと裏付けになるデータを少し入れといて」
部下「ちょうど良いデータがないんですよ~」
上司「都合が良い箇所を抜き出して付ければいいんだよ。数字をつけるだけで、
説得力がグッと増すんだからさ」


日本代表とオーストラリア代表の戦績を調べているその時、ちょうどテレビで紹介されていた。
”負けられない相手、対戦成績は6勝4分6敗”。
へえ、きれいに五分・・・って、横を見ると小さく(1950年~)。なぜにこの年からカウント?
戦後、って事か。 私は(Jリーグができてからか。いや、やっぱりワールドカップに出始めて
からだな~)と思い調べたのが、下記。
sensekija0902.gif
圧倒的じゃないか・・・。
件のテレビは一番新しいアジアカップを日本の勝利でカウントしていた模様。
私は(PK戦は引き分け)と思っているので、日本がワールドカップ出場を決めた1997年11月以降
の対戦成績は、3勝1分1敗(PK戦を勝利とするならば、4勝1敗)。
ワールドカップでの敗北が、強烈なトラウマになっているのがわかる。

以前、次の二点から(グループ二位でアジア地区予選突破ではいけない。オーストラリア
には勝たなければいけない)と書いた。

1、ワールドカップ本大会に出れば、前回は良かったものの通常であればオーストラリアは
グループリーグ3~4番手争いの相手。遅れを取っては決勝トーナメント進出は到底望めない。
2、日本は「アジア予選から真剣勝負の強化ができる」とオーストラリアのAFC加盟を支持したはず。
それならば、きっちりと勝利しなければならない。

これに最近の戦績を合わせると、ますます勝つべき相手となってくる。それに、ワールドカップの
出場歴は日本の3に対してオーストラリアは2。
何が言いたいかと言うと、オーストラリアを天下分け目のとんでもない強敵に膨らませている最近
の風潮が、気になる。


「先生。新入生が入りましたんで、同好会を公認の部にしてください」
「ほう。どれどれ、って、1年生が一人入っただけじゃないか。ごまかすなよ」


先日のアジアカップ予選、対バーレーン戦
「若手を使ったテストなんだから、仕方がない」
という声もある。
私もそう思いながら見ていたが・・・(若手って、誰? テストって、誰を?)

内田、長友、香川はレギュラーと言っていいほど出ている。興梠も交代を含めると
秋から試合数をこなしている。となると若手でかつテスト、という存在で思い当たる
のは本田圭祐ただひとり。しかもいわゆる”海外組”な訳だから、個人の力に疑い
ようもない。
これで一体なぜ”若手を使った、テスト”という話になるのか理解に苦しむ。

もちろん、岡田監督は「オーストラリアに勝つ」と言っているし「(バーレーンに負けて)
残念」と言っているわけだから、これはそこに向かう批判ではない。
”なんでそうなるの?”という疑問は、どこに向かったものか?

<参考>
日本代表-オーストラリア代表全対戦成績

<PR>
1436 ジーコ監督と日本代表 そして2006FIFAワールドカップドイツの真実 [DVD]

theme : サッカー日本代表
genre : スポーツ

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