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2010-07-22

男一匹

ワールドカップによるJリーグ中断の間の出来事として、
”浦和が高原直泰を放出”が最もショッキングな出来事
と思っていた。

ところが、”巻誠一郎、ジェフ千葉を退団してロシアへ”
というニュースが入ってきて、やはりそちらの方が
大きい。
「一生ジェフ」「ジェフ愛」などと共に事実上の戦力外
というのが報道の中心のようだが、個人的には
海外(ロシア)へのチャレンジの方が主題となている。

正直に言うと、ジェフがJ2を勝ち抜いてJ1へ昇格するのは
間違いないと、タカを括っていた。過去の浦和などの例
から見ても圧倒的な勝ちあがり、優勝しての昇格となるか
はわからなかったが、とにかくJ1復帰に何の問題もない
と考えていた。

だからチーム状態が良くない、あるいは主力選手の放出
騒ぎがこの時期にあるなどとは、思ってもいない事だった。
巻は中心選手として、プレーと精神面でチームを引っ張っている、
とばかり思っていた。

=================

冒頭に書いたように、巻がジェフを離れていくことに多少
の寂しさはあるものの、違和感はない。これは”サッカー
選手は、チームを移籍していくもの”
という思いが私にある
からだろう。また海外へのチャレンジという事には、
こちらも勇気がもらえる良い決断と映っている。

けれども巻がロシアで活躍できるか、となると”?”となる。
得点を量産するFWでもないし、求められる役割を柔軟にこなす
器用さにも欠ける。今回のワールドカップ日本代表メンバー
からも外れていったように、強運というオーラも無くなったようだ。
海外へたつ巻誠一郎は、逆風に吹かれ荒波に身を投じる無謀な
一匹の男にしか見えない。

それでもなお、ロシアからの知らせを心待ちにする。

サッカーに何を求めるか?
驚きと感動だろう。
思えば巻がジェフでデビューしたての頃は、これほど注目
される選手になるとは思えなかった。しかし巻は噛めば噛む
ほど味が出るスルメイカのように、試合ごと、
シーズンを重ねるごと魅力的な選手となっていった。

悲観的に考えている中で思いがけない良い報が入ってきた時にこそ、
興奮は大きくなるものだし、巻からはそんなスケールの大きい
人生をこれからも見たい。

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2010-07-20

悲しいのは

昔、ジョディ・フォスターが出ていた森永のカフェラッテ
(「マウントレーニア」)のCMを探していた。
本当は『Lovefool』版の方を探していたのだが、
一緒にもうひとつ見つかって、個人的にはコッチの方が
グッとくる。



ご存知のように、ワールドカップ南アフリカ大会でフランス代表
はグループリーグ敗退の憂き目にあった。

ヨーロッパ予選を不当な(?)勝ち方で突破したこと、
レイモン・ドメネク監督の迷走と選手との不協和音で、
この結果は驚くには値しない。
だから、悲しみもない。

本当に悲しいのは、少なくともサッカーにおいては
”フランス”というイメージが遠い過去のものと
なってしまったことだ。

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2010-07-13

いつまで、進化し続けるのか?

『スラムダンク』という有名なバスケット漫画が面白かったのは、
話の中に”リアルさ”があったからだ。
主人公の桜木花道がいる湘北高校が全国の一回戦で当たった大阪
第二代表の豊玉高校は、前監督の北野が辞任し新体制で大会に
のぞんでいた。
北野が学校を去る時の回想シーンが印象的で、表向きの理由は
高齢によるものだったが「全国に出たら毎年出て当たり前、
次は勝って当たり前、その次は・・・(要約:詳細はココで確認
ください)」という風に、際限ない学校や周囲からの要求に
疲れてのものだった。

サッカー日本代表にもこれと同じ雰囲気を感じていて、今は
「アジア予選は突破して当たり前」の段階で、次の大会では
「ワールドカップ本大会のグループリーグ突破は当たり前」
という雰囲気になるだろうか。

(まだ日本のサッカーのレベルは低いんだから、内容がどうこう
よりも結果が出るのが素晴らしい)

この意見には、首を傾げる。
多くの方が”物事は、時間とともに右肩上がりに上昇していく”
という信仰を持っているが、それは真実ではない。
進化論、という言葉さえも、言葉の意味では間違いなのだ。

日本が仮にベスト4になれば、次もベスト4が望まれるだろう。
優勝すれば、その次も優勝を。
(そんなバカな事、思うはずが・・・)
などと笑うなかれ。
セルジオ越後や松木安太郎は、アジアカップで二連覇(しかも
二回目は内容は伴わず)しただけで、「アジアカップで優勝
は当たり前だ」と言い、その尻馬にのる御仁が多いではないか。

ワールドカップ直後のアジアカップ4位はともかく、チーム力
が完成した段階でオーストラリア、韓国に完敗。
過ぎた代表のことは忘れようというならば、ACLでのJリーグ勢は
最近ではベスト16止まりというのが現状。未来に目を向ければ
U-20ワールドカップでは良い成績を納めてはいないし、2009年
は出場権さえ逃している。

決勝に進出したオランダ代表が、酷評されているという。
あのサッカーでは例え優勝しても、”恥ずべき優勝”などと
オランダ国民は素直には喜ばなかったのではないか。
結果がどうであれ、多少の差異はあれ、サッカーが文化として
定着している国では大きなブレが起こる事は少ないように思う。

個人的に日本代表にそれほど良い成績は望んでいない。
せっかく世界のサッカーのお祭りであるワールドカップの時期も、
日本サッカーにだけ関心を示すような国粋主義者ではない。
魅力あるサッカーがそこにあれば満足。自国であれば、
それはなおのこと嬉しい。
だからこそグループリーグ敗退、あるいはベスト16止まりで
あっても、内容のあるサッカーを日本には見せて欲しい。
それが大会前、期間中、そして今も思い続けていることだ。

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2010-07-12

すべてが、良かった

2010年 南アフリカワールドカップ
決勝
スペイン代表-オランダ代表


これだけ思いが叶ったワールドカップは、いつ以来だろう?
早朝に飛び上がって喜んだ、延長後半11分、イニエスタのゴール。
怖いのはロッペン、スナイデルの個人技だけのオランダが
得点を奪うには、少なすぎる残り時間。

”惜しいところで負けたが、良いチームだった”
というオランダの印象は、今大会においてはない。
もっとも個人個人の力は、素晴らしかった。
だからその選手たちが座り込み、項垂れた試合後のピッチの
光景には、心が痛んだ。

優勝したスペイン。
彼らはこのワールドカップで、すべてを手に入れた。
ファイナルの勝者とは、そういう事だ。
スイス戦での躓きなんて、もう誰も覚えていないのだし。

ボールを持っている時はもちろん、受ける時も逆をつく。
ボールを持っていない所では、もらいやすい位置に動く。
ドイツやイングランドほどの迫力はないが、パスも強い。
こんなサッカーをやれたら、楽しいだろう。
久しぶりに、ボールを蹴りたくなる、ワクワクするプレー
の連続。

守備的な試合、ジャブラニの扱いづらさ、ブブゼラの騒音。
こんなネガティブな要素も、今だけは喜びに溺れて、忘れてしまう。
EUROの覇者が優勝するという、素晴らしいワールドカップ。
惜しむらくはアルゼンチン、ブラジルの南米二強との直接対決を
見たかった、というのは、贅沢な希望だろうか。
今は、サッカーの魅力に酔っていたい。

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2010-07-11

消えた可能性

ウルグアイに3位になって欲しい。
しかしながらそれではスペインの優勝を予想している
という”タコの予言”が外れてしまう。
まあ、タコの予言はどうでも良いのだが、スペインには
優勝して欲しい。

そんな葛藤の中、結果はドイツの勝利。
今大会でプレーヤーとして印象に残る活躍を見せてくれた
フォルランは、1ゴール。
1999年のナイジェリアワールドユースでは、小野伸二、
高原直泰、遠藤保仁らを擁し準優勝した日本チームと
準決勝で対戦した、ウルグアイのメンバーの一人だった
らしい。

あの時は準々決勝でブラジルを破り、日本と対戦。
(名前負けしないウルグアイが相手なら、勝てる
かもしれない)
とホッとした気持ちになったのが、懐かしい。
実際に2-1で日本が勝利。
がぷり四つの試合展開の中、それまで得点のなかった
永井雄一郎が柔らかなボールタッチから決勝点を決めたのが、
この試合ではなかったかと思う。
また決勝進出の喜びと同時に
(本物のワールドカップの世代になった時、どのぐらい差は
広がってしまうのだろうか?)
と不安をおぼえたのも、事実。
ベスト4とベスト16の差?
そんな小さなものではない気がする。

試合後のタバレス監督は
「今大会のサプライズだった」
と自らのチームを語ったらしい。
一方日本は?
(世界を驚かせる)
という言葉は、どこにいったのか?
期せずしてワールドカップの決勝と参院選総選挙が重なった。
政治家の言葉にはいちいち揚げ足をとって騒ぐメディアも
世論も、サッカー監督の発言には寛容。
その後の道程さえきちんと示していれば、日本代表は”退屈”
でないサッカーでドイツ大会、あるいはこの南アフリカ大会で
ベスト16と同程度以上の成績を収めるポテンシャルがあった事を、
忘れてはならない。

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2010-07-09

タコが言うのよ

どこを見ても、タコ、タコ。
「キーマンはこの、スナイデル選手です」
なんて訳知り顔だったワイドショーも、タコ一色。
深夜番組もパラグアイのヌード、ではなくタコ
(だったはず)。

「日本代表、かくあるべし」
なぞと硬派っぽさを打ちだす弊ブログは、そんな
軟弱ネタには手を出さぬのはずだったが、なにせ話題が
”タコ”。

関西に住む前からタコ焼き好き。関東に来てからは
タコ焼き屋でのバイト経験を生かし「東京でタコ
焼き屋を開いて、儲ける」なぞと大言を繰り返す身
(未遂)としては、このネタは捨ておけぬ。

ってことでこんなエントリーだが、
(じゃあ決勝は、スペインでお願いね~)
なんてことぐらいしか言えぬ。

さあ困った。何を書こうかと思っていたら、思い出した
のがこの、田中裕子のCM。



(懐かしい・・・)
と思ってくれたみなさん、ありがとうございます。
(田中美佐子?)
って思ったみなさん、ちょっと若いです。
でも、私も本当はコッチの田中さんの方がドンピシャです。
それ以降の田中さんを思い浮かべた方、だいぶん若いです。
まだ輝ける未来があるので、正しい道を歩んでください。

さて、タコと言えば映画『北斎漫画』がテレビ放送された時、
ソレが出てきた瞬間に我が親が「まだ早い!」と慌ててチャンネル
を変えたのも、懐かしい記憶です。
今時は、どこまでが早いんでしょうかね(笑)。
そうそう。たこ八郎の「タコです!」ってのもありました。
今の明るいお笑いはあまり見ませんが、あの頃の陰のあるコメディアン
は好きでした。

とまあ、このブログもこれを機に軽い路線で・・・という訳では
ありません。
今宵は、久しぶりにほろ酔い加減なもので、こんな内容で。
だってワールドカップが始まってから、ずっとストイックな週末を
過ごしていたもので。
今日ぐらいは、ご勘弁を。

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2010-07-08

謎かけと謎解き

2010年 南アフリカワールドカップ
準決勝
スペイン代表-ドイツ代表

あれだけのパスワークを魅せたスペインが勝利したのが、
コーナーキックからのプジョルの豪快なヘッド一発だった
のは面白い。
スペインの素晴らしさと勝利の喜びに、ひと眠りもして
いないのにそんな事さえも忘れていた。
サッカーに印象点はないから、1-0の試合結果には変わり
ないが、私にとっては2点差ぐらいついていた感じもする
内容だった。

================================

もっとも本当に、追加点が奪えそうなチャンスはあった。
右から単独で持ち込むペドロ、中央にはフリーで
フェルナンド・トーレス。
ペドロは自ら持ちこんで得点を狙うも、対峙した
ドイツの選手に阻まれた。
不調とされるトーレスを一点差の場面で投入したのは、
決勝を意識してのデル・ボスケ監督の采配だったのだろうか?
最初のプレーで得点を決めていれば、大きく復調のキッカケ
になったはずだし、その逆であればダメージはさらに広がる。
またペドロが自分自身で決めようとした姿勢も、評価できる。
トーレスの不調が続いても、ペドロがさらに上り調子になれば
スペインの優勝はグッと近づいたはずだ。

================================

以前、親善試合だったと思うが似たような場面で中村憲剛が
シュートを外した(彼の場合は打ったものの枠を外れたはず)時、
オシムが「新聞の一面を飾ろうとした」と激しく非難した覚えがある。
私はその発言が、腑に落ちなかった。
「日本人はシュートを打たない」「チャレンジしない」
と常々口にしていたオシムが、なぜ憲剛のあのプレーを
勇敢なチャレンジと讃えずに、ああまで厳しく言及したのか?

あの後、憲剛からはしばらく、積極的なプレーが消えて
しまった気がする。
もっともオシムが憲剛という選手を高く評価していたのは、
日頃の発言から明らか。ゴール前に絡む積極性という意味
では、中村俊輔、遠藤保仁といった選手より買っていた
フシもある。
「正しい判断こそが、重要」
ということなのか。それとも
「チャレンジするなら、相応の責任も背負え」
ということで敢えて厳しく言及したのか。
オシムの言動の中で、解けないもののひとつだ。

オシムが監督であれば、この日のペドロのあのプレーを
厳しく叱責したのだろうか。
デル・ボスケ監督が時間稼ぎの交代相手にペドロを選んだ
のは、懲罰の意味も少しはあるのだろうか。

ベスト8以上になると、心底”はずれた”内容のゲームは
ないと思う。
グループリーグまでは何となく集中力に欠ける感じもした
強豪国の選手の気持ちもグッと高まっているのは、
今試合後のドイツの選手のうなだれ方を見ても明らか。
このように試合そのものは面白さでいっぱいだが、加えて
プレーひとつひとつの謎解きを試みてみるのも、また楽しい。

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2010-07-07

ピッチの運命

2010年 南アフリカワールドカップ
準決勝
オランダ代表-ウルグアイ代表

ウルグアイ代表は私の積年に疑問に、ひとつの判例を示して
くれたチーム。
それは

(ハンドでシュートを防いで、当然ながら反則をした本人は退場。
PKとなるが、それを防いでそのまま試合を逃げ切って勝てば、
決定機をハンドで防ぐってのもありじゃないの?)

これはそもそも学生時代から抱えていた疑問だから、もうン十年。
判例はガーナに勝利してベスト4に進んだのだから、目前の試合
に関しては”可”。
この日オランダに勝って決勝まで進めば、いよいよそれは”アリ”
となたったのだが、そうはいかなかった。

オランダが後半、勝ち越しのゴール!
今大会のオランダというのは(これはダメだ・・・)と思っていると、
突然目を覚ます。
これには決勝で対戦するドイツ、あるいはスペインは心しておいた方が
良い。まあ、寝たふりなのか本当に寝てるのかはわからないが・・・。

やはり神というのはいるもので、不正は許されないらしい。
さらに加点して、2点をリード。勝利をほぼ手中にし終盤に入ると、
ロッペンを下げる。
私は心の中で(イエローもらっているスナイデルを下げてくれ~)
と願ったが、それはしない。
ここまできて、もう良いだろうと思っていたところで、ウルグアイが
得点!そして猛攻。
ファンマルバイク監督の判断は、正しかったようだ。

もっとも総立ちで奇跡を祈りながら闘うベンチ、そして実際に
ピッチで攻め続けるウルグアイの姿を見ていると、サッカーに
運命をつかさどる神など、いないことがわかった。
神とは闘っている選手たちそのものであって、この日この死闘
を制したのは、わずかの差でオレンジ色の神々の群れだった。

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2010-07-06

南アフリカ版・EURO2010

コパ・アメリカのような状況が一変。
ワールドカップ南アフリカ大会はEURO+1、の状態に。

ガーナが不振のアフリカ勢の中で唯一勝ち進み、
準決勝、決勝と進んでいく----的なストーリーは
ドラマティックでもあったが、そうは問屋、もとい
ウルグアイが許さなかった。

カメルーンがアルゼンチンを下した'90年のイタリア大会で

「近い将来、アフリカの時代が来る」
だの
「ブラジル以上にブラジルらしい、魅力的なサッカー」

と言われたものだが、成人式を地元で迎えてみても、
まったく鳴かず飛ばずだったアフリカ勢は、いつもの
ごとくベスト4できれいさっぱりに姿を消した。
ウルグアイにしてみれば

(こっちとら、いつも本家ブラジルとやってんだよ)

といった感じだったろう。

========================

さて逆ブロックでは、正真正銘EURO王者のスペインがついに
一発勝負で南米チームと対戦(チリ戦は一応、リーグ戦だった
からね)。

ヨーロッパの強豪と言われるビッククラブが、南米の名も知れぬ
チームにTOYOTACUPで煮え湯を飲まされるシーンを数多く
見てきた身としては、何となく不安もよぎる。

案の定パラグアイの南米版・猛プレスに遇うも、残り15分ほどから
いっきにペースを握って、決着。
(PKが決まっていれば・・・)
などと言うのは、無粋と言うもの。
けれどもあれだけ瞬く間にお返しPKいうのも、なかなか見ないものだが。

今回のスペインは果たして、本当に強くて巧い(←ここ重要)
チームなのか?
こっちは20年どころかもっと前からその残念ぶりを見せられ
続けているだけに、どうも信用がおけない。

EURO2008を制覇した時に
(このサッカーが南米の強豪を前にしても通用するのか?)
と思ったものだが、準決勝の相手はドイツ、そして決勝は
オランダ(?)と期せずしてヨーロッパ勢との対戦となった。

(ブラジルやアルゼンチン相手に、魅惑のパスサッカーを---)

そんな夢を見続けられるように、ここはスペインにあと二つ
の壁を是が非でも打ち崩して欲しいのだが。

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2010-07-05

アマチュアリズムの勝利

もう余韻もさめた頃だろうか。
それとも明日のワイドショーなんかでは、
「準決勝に進んだのはオランダです。あのブラジルに
勝っちゃうんですよ!
そしてパラグアイは、惜しくも負けましたけど、
スペインにたった一点差でした」
「PK決めてたら、勝ってたもんね」
「他にも惜しいチャンスがたくさんあったんです」
「日本は負けたって言っても、PK戦だもんね。こんな凄い
チーム相手に一番惜しい試合したのは、日本代表だもんね。
いや~、日本は強くなりましたよ」
(by小倉智昭)
なんて会話が長々とされるのだろうか。
ちなみに、小野剛がしたり顔で出てくるのもムカついている。

=============================

日本の勝因は、

1、団結力
2、とにかく守りたおした

この二点に思う。

団結力に関してはいわゆる帰国後の”爆笑会見”にも
見られるように、とにかくみんなが一丸となって
勝負にのぞんでいたのがわかる。

そして日本代表は、守りたおした。
オランダが何とか一点をとっただけで、後はデンマークが
お情けPKを決めただけ。
守備の戦術とか一対一なんかお堅い話でなく、とにかく
自ゴールを割らせないよう壁になり、弾き返した。

これらを”究極のアマチュアリズム”と呼びたい。
自分の個性やエゴのいくつかを殺し、チームの成功を目指す。
例え面白くなくても、例え技術的に難があっても、ひたすら
勝利だけを目指す。
翻って他の強豪国、名の知れた選手たちは”自分のプレーを
する”ことを優先、あるいはこの後からのシーズンに支障を
きたさない程度で流した。

日本にはいわゆるJリーグというサッカーのプロリーグがあるが、
もしこのワールドカップも(自分たちはプロのサッカー選手である)
という意識を持ってのぞんだのだとしたら、選手たちは
(プロ=勝つ姿を見せること)だけを選択した。

=============================

サッカーって面白い。
プロのテクニックはやっぱり素晴らしい。


そんな興味の高まりや憧れは、今回の日本代表の戦いを見て、
どのぐらい生まれただろうか?

もっとも日本人の多くが、「感動ありがとう」と冒頭のワイドショー
よろしく、笑顔を見せる。
勝てば官軍。結果がすべて。
日本では、アマチュアリズムが支持されているのだ。
いわゆるサッカー解説者、専門誌なども口を揃えて「日本万歳!」
を連呼してるし、「岡田監督は素晴らしいですよ」と同じ釜の飯を
食った連中を中心に口にする姿は、アマチュアリズムを支える
日本のムラ社会的風景をよく表している。


ヨーロッパのビッククラブを中心に巨大なビジネスと化したサッカー
の歴史ある祭典、国同士の対抗戦であるワールドカップ。
そこで活躍したのが”アマチュアリズム”の精神に溢れる国、日本
だったというのは面白い。
ワールドカップとは、現在どれぐらいの価値を持つものなのだろうか?

さて、ワールドカップが終わればまた日本ではJリーグが再開される。
曲がりなりにもサッカーで飯を食っている選手たちは各チームに
戻っていくし、海外組は新たな気持ちで新シーズンにのぞむことになる。
唯一岡田武史監督は、充電に入るらしい。トルシェもそうだが、日本代表
監督になるとその後の生活は心配いらなくなるようだし、現場への情熱
もなくなるようだ。

話を戻そう。
パラグアイ戦の後に長谷部誠が、
「Jリーグにも足を運んで、ぜひ盛り上げてもらいたいなと思います」
と言った。
「感動をありがとう!」と叫びサッカーに熱狂したはずの人たちの
どれぐらいが、Jリーグの会場に足を向けるだろうか。あるいは興味を
持つのだろうか。
そしてそのうちのどれくらが、ふだんサッカーに関心を持ち続けるだろうか。
アマチュアリズムに溢れる選手たちと監督、それを応援する国民。
その姿は”国別対抗”の戦いだけにこそ、よく似合うような気がする。

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