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2008-07-04

黄金世代と赤鬼

時折「黄金世代を代表に入れろ!」とか「小野は一番うまいんだから何故呼ばないんだ!」
とかの意見をまだ見かける。この世代には熱狂したもんだし実際今でも実力的にはかなり
のレベルの選手がいる訳だが、だからと言ってこの世代が出れば万事OK、とはならない。
極論で言うと、あの世代の最大の実績である"'99ナイジェリアワールドユース準優勝"は
フィリップ・トルシェが監督だったからこそ成し遂げられたものだと思っている。

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アジアユースでも抜群の力を見せたこの世代だったが、ワールドーユースからは
A代表監督のトルシェがこのチームも指揮をとることになった。協会が各年代を同じ
監督に任せた企画力の賜物とする記事を最近見たが、トルシェ自身が「こいつら
は凄い。俺が監督をやる」と自分で言い出したとも聞いた事がある。

飛びぬけた才能の集うチームと称賛されていたチームにも、トルシェは容赦なかった。
A代表で連日報道されたように、激しく指導。罵倒し挑発し時には突き飛ばした。
今でもこの世代の事を聞かれ「黄金世代だったかどうかは別として」と入るのがまた”らしい”。
トルシェは選手を公に尊重することはなかったが、チーム編成やスタメンから必要な選手
を外すことは絶対にしなかった。選考メンバーとピッチさえ見ていれば、トルシェの思考
は十分に窺い知れた。

'99ナイジェリアワールドユース準優勝の成果にトルシェが貢献したというのは、こうした特別と
される選手たちであっても決してスター扱いしないというのがひとつだ。そしてそれ以上に大き
かったのが、開催地がナイジェリアだったということだ。

トルシェは御承知の通りアフリカで実績を上げた監督だ。
アフリカの実情。それを肌で知っているトルシェはこのチームを大会前に旧知のブルキナファソ
に遠征させ、施設を訪問させ、コックを帯同させず現地のものを食べさせるなどした。若年世代
への教育的な指導のようにも見えるが、トルシェの普段の行動からこれらはやはりアフリカ
という地に選手を適応させるというプロ監督の仕事のひとつだ。
また本番が始まれば宿泊先となるボロボロのホテルに激怒。変更を要求し終いには自ら
が立派なホテルを調達してきた、という逸話も残す。
私はトルシェの監督としての力量はそれほど買っていない。
ただ”地の利”は十分にもたらしてくれたと思うのだ。

オシムがもしA代表監督を続けていたとしての心配はここで、展開されるであろうサッカーの
質には不安はなかったが南アフリカという地でそれが発揮できるか、選手のコンディション
調整や戦略にミスが出るのではないかというのがあった。
その大会で成績を上げられるチームをつくる、という意味ではオシムはヨーロッパでおこなわれる
2006年であれば内容が伴っての成績も期待できた。またトルシェは今度の2010年に監督をすれ
ば少しは期待を持てると思っている(この狭い選択肢の範囲では、ということだが)。

どんなにいい素材もチームとしてまとめ上げねば強くはならない。
また国際大会ではその開催場所によって監督の効力も変わってくる。
トルシェは戦術家としてそれほど優れてはおらず、また良質なモチベーターでもなかったが、
それでもあの世代のナイジェリアでの成功は”赤鬼がいたからこそ”だと思っている。

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theme : サッカー日本代表
genre : スポーツ

comment

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トルシエ復帰を願う

トルシエに是非とも復帰してもらいたい。
彼の明確な戦術とモチベーションの高め方は、素晴らしい。
バックについて、4バックでは、中央2枚では守りきれないという事が解っている。
ボールの出しどころを徹底的に潰すというボランチの本質を理解している為、そういう選手をきちんと配置している。
川口がハイボールに弱いという事も、フランスからゴールキーパーコーチを呼び寄せて、掴んでいる。
当時は、あまり考えてない様に見えたが、今になって思えば、相当頭を使っていた。
何故岡ちゃんが再任で、沖縄に居るトルシエ復帰論が出て来ないのかが、不思議で仕方がない。
今月で、川渕将軍様の独裁が終わるのだから、是非とも復帰論を。

コメントありがとうございました

>トルシエ復帰を願う

コメントを頂きありがとうございました。
やはり自分たちの扱いやすい、耳の痛い事
を言ってこない監督の方がいいのでしょうね。
今の技術委やスタッフなんかもオシムから
かなり言われてストレスだったようなので、
川淵が変わっても”うるさい監督”は勘弁
といった感じでしょう。

今度の南アフリカ大会は、環境などから
”特殊な大会”になりそうなので、アフリカ
をよく知るトルシェは俎上に載せてもいい
存在だと思います。
(コメントの承認と返信が遅れ、申し訳
ありません)
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