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2008-11-02

調和と停滞をぶっとばせ

「あんたナビスコ杯の決勝のことを書いてますけど、またJリーグのレベルがどうとか、
小粒になってるとか言っている。その辺をもっとしっかり伝えないと、『またあの
ブログの馬鹿が、難癖つけている』ってなりまっせ」

早速そんなお叱りを頂いた。
ちょうど良いので、ひとつとりあげたいと思っていた記事を出そう。

長谷部誠、日本人的な長所を武器に(「サポティスタ」)

木崎伸也氏のリポートをもとに書いているようだが、

「欧州において日本人選手の長所は、最後まで諦めずに走る運動量や
チームのために自己犠牲を厭わない真面目さ」


という事で、それを実践し評価を得ているのが長谷部、という訳。

「僕はそこで初めて日本人の良さを感じましたね。自分を出すよりも
相手にあわせることができる。日本では最近、個性あるプレーが重要
だと語られていますけど、僕の場合はエゴイストじゃないことで認めて
もらえた」


という城彰二の言葉も出し、

「日本サッカーの独自なスタイルを築いていくために、最も大きなポイント
となるのは、弱点を埋め合わせることではなく、いかにして自分たちの持って
いる長所、他の国がまねすることのできない日本サッカーの持ち味を伸ばして
いくかだ。”日本サッカーの日本化”に必要なのは、むしろ彼らのような発想
なのではないだろうか」


と執筆者が結んでいる。

これは、”欧州で評価されるための条件”と”日本サッカーの向上”が一緒くた
になってしまっている。
”最後まで諦めない””チームのために自己犠牲”それに城が言う”自分を出す
よりも相手にあわせること(調和、協調性)”。
これらはもう十分に日本でできていて、だからこそ奇妙な平均点集団の
(擬似)仲良しチームばかりになっている。だから、Jリーグは今一つ、
と言ってるのだ。もちろん、その集まりの代表も同じ。
リズムを変える選手は自分がやりたいプレーをしなければ流れを変えられないし、
時には味方選手を押し倒すぐらいの気迫も見せなければならない。現実は
「ミドルを打てばリズムが変わります」ではないのだ。
見ている側も”浦和レッズの永井某が監督批判、ワァーッ”なんてサッカーの
魅力を矮小化してしまう必要も、ない。

またこの記事についてもうひとつ言うと、これは”日本の選手が”ではなく
”○○という選手が”としなければならない。
こんな事はとっくに奥寺が言っていて、中田英寿がイタリアで注目を浴びている
頃に、欧州でプレーした先人としての意見を求められて、
「自分はチームのひとつのパーツとしての役割を求められ、それを十分に果たし
脇役としてドイツで成功した。中田君は中心選手として求められている。みんな
がみんな中田君みたいなスターとしての成功を目指さなくても良い」
と話している。
もし奥寺が1985年の日本代表でプレーしていても、目を引く選手は木村和司で
あっただろうし、帰国して読売クラブに入団しても中心選手は与那城だった
はずだ。
サッカー選手は個人であり、それをひとまとめに”日本人選手”とうすっぺらく
見てしてしまうからおかしくなる。私の最近のお気に入りの言葉は自身も発症し
ているらしいヘディング脳だが、こんな事がわからないとは”バーチャル脳”
の繁殖が世間では酷いようだ。

話を戻そう。
長谷部はまさに、奥寺のように脇役としての成功を手中に収めている。
ただ、全員が脇役志望者では舞台が上演できないように、スターがいないサッカー
が魅力的なはずがない(このスターとはメディアが好きなアイドルとは違う)。
Jリーグではそれが外国人選手であっても良いのだが、これもブラジルの二線級以下
ばかりになっているので、一向に面白みがない。いわゆる海外組という日本人選手
たちで、いま中田のような形でチームにいるのはかろうじて中村俊輔ぐらいだ。
こんな国のサッカーが強いはずもなく、また上昇する可能性も感じられないのが、
いつもの嘆きにつながる。

ではこれからの選手に期待が持てるかと言えば、これも平均点の選手がボチボチ現
われているだけ、といった状態。
マスコミや世間はとかく若手選手に夢を見る。また実際Jリーグのチーム編成もブーム
が去った頃からは経営の問題もあってかそうだし、日本代表も今の体制では若年層
の召集の割合が高い。
香川真司がA代表、そしてU-19の代表にも選ばれ、(A代表一本でいいのではないか?)
という意見も聞くが、むしろ逆ではないだろうか? 無理にA代表に今から入れて
おくほどのプレーを見た事がないし、A代表監督が変われば外されてしまい宙に浮い
てしまう可能性もある。順調にいけば次のロンドンオリンピックにも出場するだろうし、
経験の場はまだいくらでもある。「早く上のレベルで使えば成長する」という考えは
如何なものか。
怪我もあり急速に輝きを失った小野伸二はもちろんだが、ナビスコカップの決勝に
交代出場をしてきた清水エスパルスの市川大祐を見ても、若いうちの経験が必ず
しもその後の成長にはつながらない、と思えてならない。

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Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2008年 11/13号 [雑誌]

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