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2010-04-23

森君、どうもご苦労さん

「森君、どうもご苦労さん」

”木村和司の、伝説のフリーキック”
Jリーグが産声を上げる(ドーハ)以前に
最もワールドカップに近づいた瞬間、と
されるメキシコワールドカップアジア地区
最終予選をこのフレーズだけで語るのには、
抵抗がある。

日本代表が本当にワールドカップへの道を
閉ざされたのは、それから約一週間後、敵地
ソウルへと乗り込んで行ってのアウェー戦
だった。
日本はここで1-0で敗れ、本当に予選敗退が
決まった。

木村和司と与那城ジョージという日本最高峰
の中盤を揃えても、ダメだった。
予選で重要なゴールを決め続けた原博実、
日本リーグ二年連続得点王の戸塚哲也。
そしてチームの大黒柱、加藤久。
誰もが納得するメンバーで臨んでも、
世界に出れば弱小国に過ぎないアジアの虎を、
慌てさせることさえできなかった。

”森君、どうもご苦労さん”

これはNHKのテレビ中継で解説を務めた、松本育夫氏
が試合直後に、解説席から森孝慈監督にかけた言葉。
もちろん、テレビの電波にのったものだ。

「いやー、きつかった」

すいません、だったかもしれない。
このあたりの記憶は曖昧だ。
森孝慈監督は、悔しかったに違いない。
ホリの深い、ポーカーフェイス然とした森監督
だったが、予選の最中(確か香港戦だったと思う)
選手たちに「クールに燃えろ」と激を飛ばした事
からもわかるように、内に熱いものを漲らせる
闘将だった。

選手たちも力の限りを出し切った。
ホームゲームにも関わらず「イギョラ」という
大声援の中で勝った北朝鮮戦。そして90分で
わずかシュート二本というゲームを守り切った
敵地での戦い。
”当時は技術的に同程度”
という二次予選の香港戦は、連勝した。
代表チームが河川敷のグラウンドで練習を
していたら、草野球のオッチャンに
「ジャマだから、どけ」
などと言われたという笑うに笑えない話が
あるような、どマイナーな時代。

”最終予選に進出し、あと一歩まで世界に迫った”

という結果や悲劇性だけで、当時のファンが熱く
なったわけではない。

森さんと松本さんのやり取りは、今のサッカーファン
にしてみれば
(負けたくせに何を呑気な!)
と苛立つようなものかもしれない。
もちろん、過ぎし日のノスタルジーだけで美化している
訳でもない。
前述のように監督はもちろん、選手たちもあらん限りの
力を振り絞り戦い続け、結果散ったからこそ記憶に残るのだ。

”ベスト4”

それは気まぐれなボールが転がる先の、ひとつの可能性かも
しれない。ただしFIFAランキングなぞあてにはならないが、
日本の実力はどう高く見積もってもあの前後にすぎない。

人の心を熱く結させるのは、結果でなくあらん限りの力を
持ってぶつかっていく情熱と闘志である-------------
あのメキシコワールドカップ予選を戦い抜いてきたメンバーの一人、
岡田武史監督には、きっとあの時代の魂がまだ残っていると
思うのだが。


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theme : サッカー日本代表
genre : スポーツ

comment

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No title

加藤久のすらしのヘッドが外れたとき、とても失望しました。敗因を「最後の精度が足らなかった」とコメントする責任者がいたりすると同じ失望を感じます。

コメントありがとうございます

kohjiさん、コメントありがとうございます。

加藤久のヘディングを覚えている方からコメントを頂けて、たいへん嬉しいです。
木村和司のFKだけでなく、(あれが入ってれば・・・)という場面も、語り継がれるべきものなのですが。

>敗因を「最後の精度が足らなかった」とコメントする責任者

みんな、(そうじゃない)って本当はわかってるくせに、と思いますね。
日本サッカーは、ずっとこんなコメントを続けている気がします。
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