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2010-10-26

今こそ”大らかな試合”を(後編)

イビチャ・オシムの間違いは、ジェフ千葉というクラブチームから出て
日本代表監督に就任した事だと思う。
これについてはジェフのフロント陣とのやり取りの過程で
”放出された”という見方もあると思うが、少なくともシーズン
半ばでの移動を「光栄」と口にすべきだったとは思わない。

皮肉な事にこの後しばらく、日本サッカー界でもACL(アジアチャンピオンズリーグ)
への感心が高まり、浦和レッズ、ガンバ大阪の優勝とクラブワールドカップ
での戦いに注目が集まった。
レッズもガンバもJリーグを代表するチームだが、ジェフがクラブレベルで
アジアを戦い抜きクラブワールドカップに出場していれば、また違った価値観
の爆発となったように思える。そして毎日手塩にかけたチームで成果を出す
事こそ、厳しいトレーニングと真っ直ぐな哲学を持つオシムの真骨頂だった
と感じる。
アジアでの長丁場の戦いで記憶に残る内容と共にさらに結果を出すのは容易な
ことではないが、兆しはあった。
父親からバトンを受けたアマルが率いたジェフはA3で韓国チーム相手に走力で
圧倒して勝利を収め、相手チームの監督から「あんなチームは韓国にはいない」
と言わしめたが、このチームはまだ”イビチャのチーム”であり、ナビスコカップ
制覇という国内での実績に加えアジアレベルでの大きな成果だったと思う。

オシムが代表監督に就任する直接のきかっけはワールドカップ・ドイツ大会
の惨敗を受けてだが、ジーコの日本代表がタレント重視、モチベーション依存
のチームだった事への不満を緩和するためだった事は間違いない。
1985年の日本代表と読売クラブの公式試合。
そんな”大らかな試合”を現代に望むという本項だが、ジーコ時代の日本代表と
イビチャ・オシム率いるジェフ千葉こそ、”価値観の衝突”という意味で実現して
欲しかった試合だ。
1985年は主力のDF陣が重なるという問題を抱えての対戦だったが、この時期の
ジェフであればレギュラークラスを代表に供給してはいないのだから、感情の
切り替えさえできれば、代表とクラブの真の実力がぶつかりあう興味深い試合
になったに違いない。

名波たち主力となる代表選手を提供していた事もあり現実的ではないが、
2000年初頭のジュビロ磐田と日本代表の試合も実現していれば興味
深かったに違いない。
日韓ワールドカップのトルシェの代表チームは悪くはなかったが、いささか
”窮屈”で日本人を”卑屈にさせる”雰囲気があった。
日本が生んだ純正の最強チーム、ジュビロとは実現すればどんな試合に
なったのだろうか。
時代の差異にさえ目をつぶれば、タレント力NO.1だったジーコの代表チーム
との試合も、見てみたかった気がする。

まだどんなチームになるかわからないが、ザッケローニ(ザック)監督の
代表チームと戦うとすれば目下Jリーグ三連覇中の鹿島アントラーズだろうか。
ただACLで早々に敗退しているのと内容的に大きなインパクトがないため、
どうもワクワクしない。
名古屋グランパスは実績不足、ガンバ大阪は一時の爆発力の低下とで同じく
興味をひかない。
そう考えると、”実”の面でも日本はクラブチームが分が悪い。
協会に入り代表側の立場になった原博実さんがACLを軽んじる発言をしたり
するのは仕方がないし、多少の浮き沈みがあっても親善試合で大騒ぎを
するファンがいるのだから日本サッカーの代表人気は安泰だろう。
それでも日常的に主戦場となるプロリーグ(クラブ)とのギャップを考えると
何とも不安で奇妙な気持ちになるものだから、大よそ今ドキの人には鼻で
笑われてしまうような”代表チームVSクラブチームという'80年代にあった
大らかな組合せの真剣勝負を、今こそ”などという戯言を、つらつらと
書き連ねてみた次第だ。

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